変調弦その21「BWV996ブーレ」

バッハのリュート曲のギター編曲の続き。比較的演奏が楽なのでよく弾かれるBWV996のブーレ。


ここまで来たので当然3弦はfisに下げる調弦のまま。この曲は完全2声でローポジションで弾けるので比較的楽。でも逆に同じリズムの繰り返しで、４度進行だけの和声展開なので、どうしても平板になりやすい。

そういうわけでちょっと今回、装飾音を付け足してみた。前半と後半がそれぞれ２回繰り返されるが、2回目に装飾音を付けた。あまり大胆ではなく、前の音が2度違っているときに4分音符に繋留音となる前打音を付加した。地味だけど比較的ありがち。そうすることでもとは

のリズムが

のように丸くなる。たまにはよかろ。どうでしょ？

装飾音つきの[pdfファイル]
こっちは[オリジナル]に運指を付けたもの。