サティのピアノ曲のギター編曲 - 2曲目

こないだ、サティのピアノ曲、ノクターンの第3曲をギターソロとギター2重奏に編曲してみた。こんどはノクターンの第2曲のギター2重奏への編曲。

この曲は第3曲に較べると、ところどころ3度音程が現れていてもうひとつ徹底できていない感じがする。でも、第3曲のような挑戦的なところはなく、優しくていかにもノクターンらしい。短いけれど美しい曲。

伴奏のラインは音が残るように、隣り合う音どうしが違う弦で発音する運指をつけた。主部が終わるところはハーモニクスの音色も使った。ギターらしいし、アポヤンドで弾かれるメロディラインとの音色の差がはっきりする。

中間部はギター的でない音が多くて、音を間引いたのにあまり弾きやすくない。これ以上間引くと和声が違って聴こえてしまうのでしかたがない。

楽譜のpdfファイル。Lilypondの2段譜、狭いなあ。

ちなみにノクターン第1曲はピアニスティックなところが多くてギターとなじみが悪い。曲のできも2、3曲に較べると落ちるし。4、5曲もあるけどさらにピアノ的で音域も広く編曲には向かない。ほかの面白そうなのを探そう。