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プレゼン資料を作る-2 [LaTeX関連]

この週末で来週使うプレゼンの資料を作らなければならなくて、今ちんたらやってる。会社に行かないとわからないデータとかもあって急速にやる気を失っているけど、やらないといけない。

このプレゼンをこれまでと違ってFoilTexを使って作ろうと思った。プレゼンの中身はここに上げるわけにはいかないけど、FoilTeXを初めて使って設定やらチップスやらをどこかにまとめておかないとまたすぐ忘れるので。

昨日はインストールまでやった。

foiltexは単なるLaTeX2eのドキュメントクラスなので、普通指定するjarticleなんかの代わりに指定すればいい。ファイルの先頭に

\documentclass[dvipdfm,25pt,a4paper,landscape]{foils}
とする。foiltex.iniを展開したときにわかるように、ポイントサイズは17、20、25、30があるみたい。dvipdfmなんかのドライバもオプションに指定した方がいいと思ったけど、無くても見た感じ結果は変わらなかった。それからかならずオプションにlandscapeを指定する。ないと縦長のプレゼンになる。

でもなぜか僕の環境ではそれだけでは横にならなかった。いろいろ試してみてとりあえず

\special{papersize=297mm,210mm}
というふうにドライバにA4の大きさを指定すればlandscapeになった。昔なにかで悩んだことがあって\specialで解決したことがあった。なぜだかわからないし、もっとスマートな方法があるかも知れない。

中で使う必要なパッケージはいつもの通り読み込んでおく。僕は

\usepackage[dvipdfm]{color,graphicx}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{amssymb}
\usepackage{txfonts}
\usepackage[scaled]{helvet}
と、いつも書いている。それぞれgraphicxとかamsなんとかはわかるけど、それ以外は何だったかもう全然覚えていない。こういうのメモ残しとかないといかんね。

タイトルや著者を書くと\maketileで表紙に板書される。
\title{FoilTeXを使ってみる}
\author{decafish}
\date{2008/10/28}
\rightheader{FoilTeXを使ってみる}

\maketitle
これは表紙をTeXShopのプレビューで表示させたところ。
1025foil1.png

中身はヘッダを書いて普通にpLaTeXで書くように文字を書けばよい。たとえば

\foilhead[20mm]{これはFoilTeXのヘッダ}
\begin{center}
何か書くとこのようになる
\end{center}
と書けば表紙の次のページは
1025foil2.png
となる。foilheadのオプションはヘッダの下と本文との間にどのくらいスペースを空けるかを指定できる。ヘッダの位置の指定の仕方はわからなかった。デフォルトで表紙以外のページには右下にページ数がふられるらしい。

図の読み込みも普通にできる。

\foilhead{Illustratorファイルの取り込み}
\begin{center}
\includegraphics*{shape.ai}

このように
\end{center}
として、Illustratorのファイルを読み込んで表示させてみると
1025foil3.png
でも、なぜかIllustratorのファイルのアートボードの向きを縦長にしておかないと表示位置がおかしくなった。これもlandscapeオプションがちゃんと動かないのと同じ問題だろう。よくわからない。%%BoundingBoxだけを読んでいるのではないらしい。

実際にプレゼンを作ってみてちょっと気になることができた。僕はいつも1ページに書き込みすぎてページ一杯ごちゃごちゃになってしまう。そのときデフォルトの設定ではごちゃごちゃが真ん中に集まって周辺の余白が大きすぎて、こんな感じになってしまう。

1025face.png

その調整は、普通のLaTeXの用紙設定と同じでよかった。例えば

\setlength{\topmargin}{-20mm}
\addtolength{\textheight}{40mm}
\setlength{\oddsidemargin}{-20mm}
\addtolength{\textwidth}{40mm}
とすれば上下左右が20mmずつ広がることになる。できたからと言って、どちらにしても詰め込みすぎはよくない。

他にもぱわぽんのような派手な背景やページのトランジションもそういったパッケージを読み込めばできるらしい。僕は全く使わないので必要ないけど。特にページのトランジションなんて、話と話の間に「さて、ところで」などといらない言葉を挟んでいるようなもので全く無意味。まあ、ええけど。

いや、よくない、今日中に中身を仕上げないと間に合わない。あー、めんどくさ。

追記:
landscapeの問題に関してここでは同じ結論になってる。なんか当然のことのように書いてあるけど、そうなの?普通にLaTeXで書いていてlandscape指定をすることって無かったからよくわからない。LaTeXではドライバとの相性とか日本語とかフォントとかちょっとした問題で悩むことが多い。そういうことに費やした時間も含めて生産性をぱわぽんなんかと比較しなければいけないかも知れない。まあ、それでもぱわぽんに負けるとは思わないけど。


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