光学薄膜設計ソフトの設計 その39 - 答え合わせ [考え中 - 光学薄膜設計]
こないだからやってるコマンドラインでの計算エンジンの答え合わせのための準備。
ファイルの形式をXMLにして入力解析の手間を省いた。それができればこんどは出力の整形を書いてそれからgslの非線形最適化のルーチンを組み込んで設計のまねごとぐらいできるようにしたい、と思っていた。その答え合わせに問題が。
答え合わせのために、とりあえずMacleodさんの本なんかにあるトリビアルな計算例を計算させてみてあうかどうか見てみるのが一番手っ取り早い。また、TFCalcのサイトには設計例が上がっているので、それと比較することもできる。
ということで単層から2、3層程度のトリビアルな反射率の例は合うことを確認した(透過率は明らかなバグがあって300%なんて言う値が出る。まあこれはチェックし直し)。ところがTFCalcの例とは違うことがわかった。サイトには計算のための情報が揃っていないのが多いけど、中には簡単なものもあるのでそれを計算してみた。大まかな形は合うけど、波長域が全然違う、あるは透過率などの値が違う、などという致命的な結果になった。サイトには結果のグラフがあるだけなので数値的な比較ができない。似たような様式のグラフに描いてみて似てるかどうか遠目に見ると言う感じになる。
これはなんで?よくわからない。僕はTFCalcや他の商用の設計ソフトをまったく持っていないのでこのままではどうしようもない。
こういう場合どうするか、というと「あれ」しかない。うう、めんどう。でもしょうがない、やろう。具体的にどうするか、は次回。
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