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夢を見た [分類してもしょうがないもの]

仙台で一人暮らしをするようになって、夢をよく見るようになった(正確に言えばよく覚えているようになった)。でも面白い夢はあまりなくて、たいてい普段の生活が変形した夢か、あとは何かから逃げる夢や、あるいはトイレを探しまわる夢ばかりでつまらない。

今朝早くトイレに起きたときに見た夢はこれまでにないパターンだったので、トイレから戻ってきて慌ててiMacを立ち上げてメモをした。数秒単位で忘れていくような気がして慌てた。

....

これまでぜんぜん知らなかったんだけど、アメリカの田舎に親戚の一家がいることを誰かから教えられて、その家に招かれている。
大きなダイニングテーブルの一番奥に座らされて、その一家総勢十人ほどに囲まれている。
みんながちょっと困ったような顔をして僕を見ている。
子供から老人までいてどう見ても西洋人の風貌だけど、なぜかみんな日本語しゃべる。なのに、女は子供から老婆まで全員プラチナブロンド。壮年の男女はテーブルの向こうにいて、僕の周りには老人ばかり。
僕も居心地はあまりよくなくて、愛想笑いを浮かべているのが顔の筋肉のこわばりからわかる。

そんなシーンから始まったのでよくわからないが、どうやらその家の中はこのコロニアル風のダイニングとそれに接続した左手前側に見える小さな台所だけで、壁3面の窓からはどれも森の木が同じように見えている。どうやら森の中に開けた草地があって、そこに一軒だけ小さな家が建っているらしい。寝室などはどうなっているのかわからない。正午すぐぐらいらしく、外は日が射して丈の高い芝生のようになった草地が明るい緑色に見える。

背中は曲がっているが長身の老婆が台所の戸棚を開けて白い陶器でできた箱のようなものを持ってきてみせてくれる。
これは日本から持ってきたものでずっと大切にしているという。
長方形で唐草模様が金で縁取りされていて、華奢な感じだけど、何に使うものかわからない。

これと同じものがスミソニアン博物館にある、といって右側から別の大柄な老人がカタログを見せてくれる。
カラーのページに日本語が横書きされている。大きな文字で漢字仮名まじりの文章が書かれているが読む気にはなれない。
ホラこれだ、と言って震える大きな指で指した先には、たしかに唐草模様の四角い縁取りになっている。
しかし、それを枠にして中にはブランコがふたつ下がっていて、高さが2mほどあるように見える。
よく見るとそれは沼の上に立っている。

横から僕より体重のありそうな別の女性が「こうやれば動くのよ」と言ってなにか操作すると、カタログの絵がムービーのように動きだす。
左から唐草模様を伝って黒い服を着た男と、黒人少年が現れる。
かなり古い映画のようで、フィルムの白い傷が雨のように降っている。
二人は沼の水に落ちないように唐草模様の枠に捕まりながらゆっくり歩いてくる。

それぞれブランコまで到達するとそれに座る。
男の方はブランコに座るだけでポーズをとって動かなくなる。
「この人はダリという絵描きなのよ、知ってる?」
と説明してくれる。
そう言われれば尖ったヒゲと大きく剥いた目をしている。

少年の方はブランコをこぎだす。
手前に来ると顔がアップになって、目が白目だけということがわかる。
ダリだと言った女性が、その少年は盲目で名前をチャイコフスキーという、と説明する。

僕はその間ずっと場違いなところにいるような気がして、当惑しながらうわの空で受け答えしている...


見る夢はたいてい実生活の中にもとネタがあって、それが変形していることがわかるが、今回のは何がソースになったのかわからない。古いアメリカ製のテレビ番組用西部劇に出てきそうな質素な生活だが、ダイニング一部屋しかなくしかもテーブルがほとんどを占めていて、夜は立って寝るしかなさそうである。知らない親戚の異常なまでの質素さ、にフロイト的な何かがありそうな気はするけど。

iMacが立ち上がる1分ほどの間にも見た夢を忘れそうだったので、iMacのディスプレイを明かりにしてObjective-Cのコードをデバグ用にプリントアウトした裏に鉛筆で慌てて描いた。それがこれ。

0217ihadadream.png
描いてるうちにiMacが立ち上がったのでメモを書いた。朝の4時頃だったのでそのままもう一度寝た。
6時過ぎに起きたとき、メモがなければ描いた絵がなんなのか全然わからないところだった。忘却とは忘れさる...なんだっけ?
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