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ランダムドットステレオグラムアプリ - ver.1.0リリース [ランダムドットステレオグラムアプリ]

昨日遅くまでやってたのはこれ。昨日の午後には動くものができたのでリリースする。今日まで同じことになってはいけないので、もう寝る。

さく、っと実装を終わらせた。本体部分は数学の整理が、結果的に実装に近いところまでやることになったので、それをコードに展開するだけですんだ。数学が詳細までできてると効率的。FFTは以前の曲線迷路のをそのまま流用した。名前はSTISPlotにした。あまり深い意味はない。アイコンもめちゃ適当。

結局一番時間がかかったのはファイルを読み込む部分と、ユーザインターフェイスのコマゴマとした調整。だいたいいつもそうだな。また今回はサンプルがないと全然わからないので、例題をたくさん作った。これもけっこう時間がかかった。

例によって一見さん向けの解説ページを作った。使い方の詳細はこっちを参照して欲しい。アプリそのもの、それとソースのダウロードもこのページの一番最後にあるので、そこからお願いします。

ちょっとver.1.0というには完成度が低いような気もする。
バージョン1.0をリリースする条件というのは、僕の場合、
  • 考えていたレベルに達して、結果にとりあえず満足できた
  • 飽きて、継続する熱意を維持するのが難しくなった
  • デバグを続けたがいくつかのバグがどうしてもとれなくなった
  • 直感が「潮時である」と伝えた
である。たいていの人に納得してもらえると思う。
リークや目立ったバグもないが、問題はいくつかある。いずれ気が向いたら解決したい。

こういうアプリは例題がないと全然わからない。そこでいろいろな関数をプロットしたものを用意した。またZernike Map GeneratorというZernike多項式の値をエレベーションマップとして生成できる小さなアプリも用意した。Zernike多項式とは単位円内で直交する連続関数系で、以前このブログでもふたつの添字のついた関数系を1列に並べる方法について考えたことがある。Zernike Map GeneratorはZernike多項式の係数を指定すると円内のエレベーションマップをファイルに書き出す。そのファイルはSTISPlotで読み込むことができる。多項式の次数の高いものほど凹凸が細かいことが確かめられる。光学に無関係な人も「こんな直交関数系もあるんだ」という例だと思って見て欲しい。

STISPlotZernike Map Generatorの動作環境はMacOS X10.5と10.6。10.7LionではDeprectedになっているAPIを使っているけど、たぶんまだ削除はされていないので10.7でも動作するはず。確認はしていない。

それと、これまで作ってきたアプリはソースも含めて著作権を放棄してきたけど、このSTISPlotからGPLWikipediaの解説)を課すことにした。手放しで賛同するわけではないけど、ストールマンの理想には共感を覚えるので、これまでとってきた著作権放棄という安易な方法はやめることにした。ということで、STISPlotのソースを流用したい人は流用後のソースも公開する義務が発生する。そもそもこんなものを流用したい人が存在するかどうかは知らないけど。
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