毎年花粉症に悩まされる [日常のあれやこれや]
随分前から花粉症に悩まされている。30代中頃にはもう発症していたので30年近くになる。鼻はいつもほとんど詰まってしまって、ほっとくと知らない間にすぐ低粘度の鼻水が口から顎へと伝ってしまう。マスクをするととっさに鼻がかめないのでできない。マスクをしてマシになる人が羨ましい。電車の中でポケットティシュを使い切ってハンカチをびしゃびしゃにすることもある。寝てる時にも息ができなくなるので寝られなくなる。特にひどいときは顔じゅうの皮膚が日焼け後のように毛羽立って、見た目にも悲惨な状態になる。非常に辛い。そうやって毎年2月終わり頃から5月初めまで苦しめられる。今年もまだ続いているが....
僕は別の持病を持っていて内科の医者に通ってるので、毎年2月中頃にはそこで抗アレルギー剤を処方してもらって服用するんだけど、あまり効いている気がしない。医者にそう伝えていろいろアレグラだのビラノアだのと1年ごとに変えた挙句、今年は
「じゃあそれだったらやめてみる?」
とか言われた。やめてもっとひどくなったら困るのでマシなのをお願い、と言うしかなかった。ジジイには冷たい医者。
そもそもスギやヒノキがあれほど大量に花粉を飛ばすのがいけない。花粉はようするに生殖細胞のかたまりで、タンパク質の構成比率が高いのでだからこそ我々が花粉症になるわけで、動物と違って植物にとっては他の細胞と比べると突出してコストの高い器官のはずである(植物にとって多糖類の合成は無から有を作るぐらいに得意だけど、タンパク質はATPを消費しながら窒素を固定してアミノ基を作るところからちまちまやらないといけない。ちなみに我々のタンパク質は彼らを食うことで合成済みアミノ酸やそれに近い形で頂戴したものからできている)。それを風媒という、とんでもなく行き当たりばったりな方法でバラ撒くのは賢い方法ではないということをスギやヒノキに教えてやることはできないものか。
お前たちのやってることは艱難辛苦のすえに作ったものをほとんどただただ捨ててるだけだぞ、もったいないとは思わないか、ついでにそれが人間を苦しめてるんだぞ、と。
まあ、人間の話をスギやヒノキに理解してもらうのは難しいわな。それはしゃーない、連中の習性は遺伝子に書いてあって聞く耳持たんと言う状態に近いし(長期的にはフィードバックが効くこともあるけど連中の世代交代は遅いしな)、一億年以上にわたって飛散量と受粉確率のバランスは最適化されてきたわけだし、しかも裸子植物という親戚連中がみんな似たような行き当たりばったりな手段に依存してるので、「なんで俺たちだけ変えなきゃいけないんだ」という反論はもっともなところもある。
やはりここは、なるべく似た境遇のものに説得を任すしかないだろう。そうだな例えば、毎夜な夜な生殖細胞をティッシュペーパーへと無駄にぶちまけている男子中高校生とか。いや、それではスギヒノキ連中を勢いづかせるようなもので、かえって逆効果でしかないか。それよりも男子中高生たちの華々しい放散のあとに、還暦過ぎたジジイが替わって
「もうケムリも出んわ」
と嘆いたら説得力が出て連中の気が変わるかもしれん。
花粉症の話が下ネタになってしまった。
僕は別の持病を持っていて内科の医者に通ってるので、毎年2月中頃にはそこで抗アレルギー剤を処方してもらって服用するんだけど、あまり効いている気がしない。医者にそう伝えていろいろアレグラだのビラノアだのと1年ごとに変えた挙句、今年は
「じゃあそれだったらやめてみる?」
とか言われた。やめてもっとひどくなったら困るのでマシなのをお願い、と言うしかなかった。ジジイには冷たい医者。
そもそもスギやヒノキがあれほど大量に花粉を飛ばすのがいけない。花粉はようするに生殖細胞のかたまりで、タンパク質の構成比率が高いのでだからこそ我々が花粉症になるわけで、動物と違って植物にとっては他の細胞と比べると突出してコストの高い器官のはずである(植物にとって多糖類の合成は無から有を作るぐらいに得意だけど、タンパク質はATPを消費しながら窒素を固定してアミノ基を作るところからちまちまやらないといけない。ちなみに我々のタンパク質は彼らを食うことで合成済みアミノ酸やそれに近い形で頂戴したものからできている)。それを風媒という、とんでもなく行き当たりばったりな方法でバラ撒くのは賢い方法ではないということをスギやヒノキに教えてやることはできないものか。
お前たちのやってることは艱難辛苦のすえに作ったものをほとんどただただ捨ててるだけだぞ、もったいないとは思わないか、ついでにそれが人間を苦しめてるんだぞ、と。
まあ、人間の話をスギやヒノキに理解してもらうのは難しいわな。それはしゃーない、連中の習性は遺伝子に書いてあって聞く耳持たんと言う状態に近いし(長期的にはフィードバックが効くこともあるけど連中の世代交代は遅いしな)、一億年以上にわたって飛散量と受粉確率のバランスは最適化されてきたわけだし、しかも裸子植物という親戚連中がみんな似たような行き当たりばったりな手段に依存してるので、「なんで俺たちだけ変えなきゃいけないんだ」という反論はもっともなところもある。
やはりここは、なるべく似た境遇のものに説得を任すしかないだろう。そうだな例えば、毎夜な夜な生殖細胞をティッシュペーパーへと無駄にぶちまけている男子中高校生とか。いや、それではスギヒノキ連中を勢いづかせるようなもので、かえって逆効果でしかないか。それよりも男子中高生たちの華々しい放散のあとに、還暦過ぎたジジイが替わって
「もうケムリも出んわ」
と嘆いたら説得力が出て連中の気が変わるかもしれん。
花粉症の話が下ネタになってしまった。
2019-04-07 21:59
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コメント(6)
decafishさん
もうお使いかも知れませんが、加湿器が効果があるようです。
(^^;
by たこやきおやじ (2019-04-08 08:29)
コメントありがとうございます。
加湿が有効なのは理解しています。風呂に入って10分もすると鼻が通って呼吸が楽になります。ただ、うちではいいのですが、オフィスがかなり乾燥していて生半可な加湿器では足りないのと、一番困るのは電車の中です。
今は通勤のため横浜地下鉄に片道50分乗っててこれが一番辛いです。一回乗るとポケットティシュを2、3個消費します。箱ティシュを抱えててもいいくらいです。どうせのべつ鼻をかんでるわけで、みっともないなどと言うような状態ではすでにないです。
つり革につかまって鼻を何度もかんでいて真ん前の座席のおばさんにあからさまに嫌な顔をされたことがあります。平気な人には僕の苦しみは理解できないでしょう....
by decafish (2019-04-08 15:27)
お邪魔します。
私も、筋金入りの花粉症ですが、先般 NHK のガッテンでやってた
ワセリン対処法を試してみたところ、かなりの効果を実感することができました。
まだお試しでなければ、騙されたと思って、いかがですか?
使い方は鼻の穴に塗るだけですが、詳しくは調べてください。
ただ、あの放送以降、ワセリンは品薄のようですが。
by aspect (2019-04-09 20:26)
コメントありがとうございます。
僕もその話を聞いて、試してみようと思っていたところです。効果ありですか?
別にワセリンにこだわらなくても、ようするにロウというかパラフィンなら同じことなので、ろうそくを鼻の穴にぐりぐりするか、グリスをぬりぬりするか、それはいくら何でもというなら女房の高級保湿剤でも、と思っていました。
でも今の状態では塗ろうとするはしから鼻水が垂れてくるので、風呂に入って十分鼻が通ったところでやろうと思っていて、まだ試してはないのですが。
by decafish (2019-04-10 12:54)
そうなんですね。^^
ただ、ガッテンによると、親水性でない方が良いそうなので
奥様の高級保湿剤は、ひょっとしたら逆効果になるやもしれませぬ、
おせっかいですが、ひとこと。
花粉症の改善をお祈りしております。
by aspect (2019-04-10 13:57)
そのようですね。確認します。
それ以前に女房にそんなことに使うな、と怒られそうです...
by decafish (2019-04-10 20:49)