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OPIE20中止 [日常のあれやこれや]

毎年パシフィコ横浜でやっていた光学関連の展示会であるOPIEが今年は中止になった。今いる会社では毎年なにやかやとデモを出展していて、今年は先日のPhotonics West2020でやったデモをブラッシュアップして持っていくつもりで、準備していた。

サンフランシスコでやったデモの反響がそれなりにあって、このところ僕はその対応をしながらOPIE向けの作業もやっていた。けっこう細かな作業が立て込んで首が回らなくなりつつあったので、僕としてはちょっと楽になった。先週まではOPIEの事務局は、対策をいろいろ考えて実行するつもりなのでなんとかやりたい、と言っていたんだけど前後のイベントが軒並み延期や中止になっていて難しくなったようである。僕みたいなのは気楽でいいけど、主催側の現場とか大変だろうな。

ところで反響はないよりはあるのがありがたいのではあるけど、わけわかんないのもいっぱいある。全然マト外れなら「ごめんなさい」で済ませばいいけど、微妙なのが困る。メール一本返事するために計算をしだしたらそれで1日潰れるなんてことがある。


そう言えば先週だったか、僕の乗った横浜地下鉄の車両でおっさんの怒鳴り声が聞こえる。僕は耳に突っ込んだイヤホン(そのときショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲の1番が鳴ってた)を取って何を言ってるのか聞いてみると、混んだ車内でそのおっさんの前にいた別のおっさんがくしゃみをした、と言って怒っていた。両方ともマスクをしていて、どうやらくしゃみをするときにわざわざマスクを浮かしてした、というのが気に入らないと言っているようだった。たまたま僕は怒鳴っているおっさんの顔が見える位置だったんだけど、怒鳴ってるおっさんがそれほど繊細なタイプには見えなかった。そんなおっさんでも神経質になっているらしい。

僕がサンフランシスコにいた2月はじめはまだ中国やその周辺で流行っているぐらいでアメリカではほとんど対岸の火事だったので、テレビのニュースは予備選の話ばっかりだった。たまに「新型ウイルス」のニュースがあるとそのあと必ずCDCのコメントがテロップされて、その中に「respiratorに予防の効果はない」とあった。respiratorってなにかな、と思って辞書を引くとどうやら日本で言うマスクのことらしい。

最近地下鉄に乗って6人掛けの座席を見ると座った全員がたいていマスクをしているので、地下鉄を利用している9割近くがしているようである。僕はとりあえず今は(年相応の持病など以外)健康で、CDCの言ってることが理にかなっていると思ったので普段、外ではマスクをしていない。どっちみち僕はひどい花粉症で、マスクをしていても外に出て15分もすれば粘度の低い鼻水が垂れてきてとっさに鼻をかむことができないので、この時期マスクがそもそもできない(マスクで花粉症がマシになる人が羨ましい)。それに僕には他のウィルス予防手段のほうがマスクよりも効果的だと思えるし、花粉も防げないマスクがウィルスを防げるとは思えないし。

別にCDCの勧告に従う必要はないけど、素人判断で「マスクをしているからひと安心」なんていうのがかえって危ないだろうな。
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