近軸光線追跡 - その2 [近軸光線追跡]
昨日から近軸追跡のメモを始めた。それほど難しくないけど、厳密なことを言わなければ他への参照はMaxwellの方程式だけにしたい。そのために論旨にはそれなりに悩むが、個人のメモとしてはあまり意味のない悩みではある。
近軸光線追跡 [近軸光線追跡]
光学ではおおまかなレンズの特性を表現するために近軸近似(Paraxial Approximation)というのを使う。焦点距離や倍率といったレンズの特性は近軸近似での概念である。写真レンズなどは複数枚のガラス球面レンズを組み合わせて1枚の単レンズよりも高い性能を持つひとつのレンズとして機能するように構成する。複雑な組レンズも1枚のレンズと同じ焦点距離や倍率が定義できる。「近軸光線追跡」というのは複雑な組レンズの近軸特性を計算するための手法で、具体的に言えば2行2列のマトリクスを使った計算手法のことである。
会社の仕事でレンズの近軸特性を計算する必要が出て、Mathematicaのやっつけ仕事で片付けた。それにちょっと手を加えてもうすこし一般的に使えるパッケージにまとめたので、それをメモする。
会社の仕事でレンズの近軸特性を計算する必要が出て、Mathematicaのやっつけ仕事で片付けた。それにちょっと手を加えてもうすこし一般的に使えるパッケージにまとめたので、それをメモする。