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変調弦その14「BWV1006aルール」 [ギター - 変調弦によるバッハ編曲]

ちょっと前のプレリュードの続きのルール。
ヴァイオリン版のBWV1006のルールと違って、音の続かないリュートのことを考慮して装飾音符がいっぱいついている。


その昔、ブルーガー博士がギターに編曲したとき、弾きにくいので装飾音符のほとんどを落とした(もちろん博士は巻末の修正ノートに自分が落とした音符を「ほんとはこうだよ」と丁寧に全部書いてある)。装飾音符はヴァイオリン版には1006a版の半分くらいしかないこともあって、バッハが追加した装飾音符の多くはギターでは弾かれないことが多い。

でもバッハはリュートのためにたくさんの装飾音符を追加した。そのため、ヴァイオリン版の落ち着いたルールではなく、キラキラした派手なルールになった。もちろん弾き方(実際の音価をどうするすか)にもよるけど。

これはこれでええんでないかい、ということで、弾きにくいのもあるけど一般の編曲楽譜ではほとんど落とされているバッハオリジナルの装飾音符を全部残した。プレリュードと同じ3弦をファ(F#)に落とした調弦で運指してある。短いけどバッハらしいのびやかな明るい曲調で、何でもないようでそれなりにちょっとした奥行きもあるええ曲やねえ。

全曲の[pdfファイル]を置いておく。


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