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左手のための器楽曲 [音楽の周辺]

吉松隆センセの「アンドロイドは左手でピアノを弾くか?」という記事を読んでちょっと思った。

「左手のためのピアノ曲」というジャンルが存在する。有名なのはラヴェルのコンチェルト。戦争で右手を失ったピアニストのヴィトゲンシュタインというひとが委嘱した。かれは他の作曲家にも左手のためのピアノ曲を委嘱している。日本でも舘野泉が委嘱して左手のためのピアノ曲が作られている。

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インターネットラジオでクラシック音楽 [音楽の周辺]

最近うちに帰るたびに、女房がインターネットラジオからとり溜めた録音をコピーして持って戻ってきて聴いている。ヨーロッパの多くの国の放送局やオーケストラやホールが、自前の録音を惜しげも無くインターネットに流している。数年前と違ってインターネットラジオも高い圧縮率による音質の問題などが少なくなってきた。女房はお気に入りの演奏家が最近何をやっているか、若手演奏家が何か面白いことをしていないか、ということを単なる情報だけではなく実際の音で確認するようになった。

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小数展開をMIDIで演奏 - その3 [音楽の周辺]

先日、実数のB進数展開の桁の数字をそれぞれ音高に変換するというのをやった。有理数の場合、循環小数になるので短いフレーズが繰り返されるミニマルなメロディになる、ということを示した。

その最後に、長さL、音高の種類Bで完全にランダムな場合と違いがあるのか、という疑問を持った。ようするに有理数のB進数展開に、長さL音高の種類Bのすべての組み合わせが出現するか、と言う疑問。よく考えたら簡単だった。

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小数展開をMIDIで演奏 - その2 [音楽の周辺]

今日、他に同じネタをやってる人がないか探しているうちに作曲家の吉松隆氏のページに行き当たった。このページの12音技法のところに「円周率から無限旋律を作る」話がある。さすが専門家で音楽的に豊富な内容を簡潔に読ませてくれる。 今回の僕の興味はどっちかというと無理数による「無限旋律」よりも、有理数による「ミニマル」なフレーズのほうにあるけど、氏のページにはミニマルの例はなかった。そういうことは他にやられていないのか。

ところで氏のページは面白い。特にクラシック音楽探偵事務所はちょっと長いめのまとまった話題について作曲家としての視点から、かなりディープに語られている。月にひとつアップされるらしいので今後も楽しみにさせていただこうと思う。

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小数展開をMIDIで演奏 [音楽の周辺]

今日の思いつきをどの分類にすればいいのかよくわからないけど、元ネタはよくある円周率πを音階にすれば無限旋律ができる、と言う話。それをMathematicaを使って汎用的にかつスマートにMIDIにしたい、ということ。

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Lilypond on Leopard その6 [音楽の周辺]

Lilypond Unstableの最新版2.13.3でMac OSX10.5で表示されなかったメニューが出るようになった。

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LilyPond on Leopard with TeXShop [音楽の周辺]

LilyPondがMacOS X LeopardでIntelのバイナリが動くようになっていた。Intel MacのMac OSX10.5で最新のLilyPond.appのGUIはやっぱり動かないまま(メニューが全く出ないので何もできない)だけど、コマンドラインのバイナリ(LilyPond.app/Contents/Resources/binの中のファイル)は動く。

TeXShopを使うならこれで十分。LilyPondを使う人はたぶんLaTeXに抵抗はないだろうし、そうするとTeXShopは結構便利(miという選択肢もあるけど。いやemacsだ、いやviだ、あたりまえだろう、と言う人もいるかも)。

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LilypondのStableが2.12に [音楽の周辺]

こないだLilypondのマニュアルが読みやすくなったのに気がついたばかりだったけど、2.11が2.12としてStableに格上げされていた。去年の暮れに一瞬2.12.0が上がってすぐ2.12.1になっている。2.12.0ではドキュメントのリンクが2.10を指していたりとトリビアルな不備があったけど2.12.1ではちゃんと直っている。ちょっと慌てたみたい。

僕は2.11をあるていど追っかけてたので大きな問題はないけど、それほど昔のバージョンではない2.11.48用のソースでさえそのままでは通らないし、それをconvert-lyで変換して通るようにしてもやっぱりレイアウトなんかは変わってしまう。長いとページ数まで変わってしまうし。

まあ、そういう思想らしいのでしょうがないけど、逆に商用のFinaleSibeliusとかではそんなこと(下位互換性の無視)はブーイングが殺到するからやりたくてもできないので、どうせならその立場を最大限に生かして「WYSIWYGもいいけど、最終的な出力はやっぱりLilypond」といわれるぐらいの最高の楽譜タイプセットソフトになってほしい。

文句を言わせてもらえば、いいかげんMac OSX10.5でIntel nativeが動くようにしてくれよ、ヘボいエディタなんかどうでもいいから。あるいはせめてソースからコンパイルできるようにautoconfしといてくれよ、ほんとにもう。

どうでもいいけど、運指をあとからIllustratorなんかで書き加えている身としては、レイアウトがずれるのはちょっと、辛いわ。


lilypondもマニュアルが読みやすくなっていた [音楽の周辺]

小刻みにアップデートしているLilypond。今月は2.11.65があがっていてあまりに頻繁なので追っかけてなかったら、Documentationのスタイルが変わってて読みやすくなってた。これはいい。

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