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新日曜美術館「アウトサイダー・アート」 [日常のあれやこれや]

NHK教育の番組、今日はアウトサイダー・アート、アール・ブリュットの話。田口ランディがゲスト。
昔から気になっていたアール・ブリュット。 番組の中では、田口ランディが語れば語るほど本質から遠く離れて行ってしまう。言葉が発せられるさきからどこか嘘になってしまう。しょうがないよな。音楽でも絵画でも言葉で語ることのできない部分があるが、語られることを拒絶した作品を語るのはさらに限界が現れる。

今回日本の作家の作品を初めて見た。番組の中で誰かが「日本人の作品はやっぱり日本的だ」と言っていたが、その通りで日本人作家のはなぜかミニアチュールが勝っている。共感を覚える。

アール・ブリュットは学生の時、やはり例の友人「T」から初めて存在を教えられてちょっとショックを受けた。子供の頃、一人で黙々と、ちまちまと、いろんなところに落書きをしていた。でも僕は大きくなるにつれて結局、言葉に毒されて行った。友人「T」が見せてくれたアール・ブリュットの画集はその後ろめたい喪失感と、子供の頃はそうだったという近親感を思い出させた。

番組のそのあとに紹介された宮島達男のデジタルの数字を扱った作品が言葉に縛られたようで矮小に見えた。ちょっとかわいそうだった。
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