PowerBook G4の故障とその原因 [PowerBook G4故障のこと]
実は、この2ヶ月ほど外に行くとき持ち歩いているPowerBook G4 1.33GHzがずっと調子が悪かった。立ち上げてからはしばらくいいけど、すぐおかしくなって行く。アイコンがなくなったり、なんでもないアクティビティモニタとかスティッキーズがクラッシュしたり、なんてことが起こってそのうちどんどんひどくなって行く。とうとう全く役に立たなくなってしまった。
OSをインストールし直したり、例のsmartmontoolsでハードディスクのご機嫌を伺ったりしていたが、HDDは全然問題無し。一番町のアップルストアに持ち込んでみたけど、引き取って状況を確認するだけで1万なにがしかかかる、もしメイン基板の問題だったら交換になって費用は10万を超える(それじゃもうちょっとでMacBookが買えるよ、そうですねえ、と言う会話)というのでそのまま何もせず帰ってきた。
たまたま温度センサの表示ができるDashboardのウィジェットを見つけて、なんとか苦労して(ウィジェットをインストールするだけでも一苦労)入れてみて立ち上げると40℃ぐらいだったのが10分ちょっとで70℃ぐらいまで上がる。
CPUが熱暴走気味になっているのではないか、と考えて、よし、バラしてみよう、と決心した。バラシのための親切丁寧な解説サイトにScrew Guideというの(バラした順にネジをとっておくためのシート)があって、便利に使わせてもらう。
バラして行くと、ヒートシンクを外そうとして2本あるネジの一方を回してもバカになっているみたいで抜けない。もう一方を緩めると、最初のネジがついたままヒートシンクが外れた。よく見るとそのネジはバネがついていてヒートシンクをCPUに圧着するようになっていて、CPU側のネジの受けが基板から抜けて、バネのせいでヒートシンクがCPUから浮いていた。件の解説サイトにある写真では、左上にあるのがCPUでその両脇に丸いものが立っているのが見えてる。これがネジ受けでオネジが切ってあって基板の大きめのスルーホールを貫通していて、ネジ側がメネジになっている。この左側がとれてた。緊張しながらバラしていたので写真を撮る余裕は無かった。
やった、きっとこいつのせいだ!、と思ってネジ受けを基板に戻して裏からハンダで固定し直して、うきうきしながら熱伝導グリスを買ってきてヒートシンクを止めた。約70本のネジを止め直して元に戻した。最終的にネジが3本ほど余った。まあ、組み立て直せばネジは余るのが普通。
組み立て直して電源を入れると、ぼわーん、と音が鳴って立ち上がった。すごい!定年後はアップルのサービスで使ってもらおう。と喜んでいたが、立ち上がってからCPUの温度は上がらなくなったが症状は変わらない。なんで?!
長くなりすぎて疲れたので、つづく....
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