献立01/07

夕食を食べながら正月の間にMacに録画されていた教育テレビの「地球ドラマチック」という番組の「火星着陸大作戦」（なんちゅうタイトルや）の回を見た。火星探査機のフェニックスが火星に着陸するまでの技術者と科学者のお話。ジェントリー・リーというJPLの技術者が登場して、へえ、SF作家と同姓同名というのも珍しいな、と思ったら同一人物だった。

フェニックスは火星の北極近くに着陸したので1年弱で太陽電池が働かなくなったけど、先に飛んだMER-Aのスピリットは6年経った今でも火星でまだ生きている。残念ながらスピリットはこないだから砂地に埋まって動けなくなっているらしい。動けないだけで動作していてデータを送ってきている。惑星探査ロボットの信頼性の高さに驚くべきだけど、それ以前に6年も火星にいて砂の中でもがいているスピリットを思って、つい感情移入してしまう。

そういえば、ボイジャー1号は打ち上げから30年近く経って太陽から（1月末時点で）112天文単位なんていうはるか彼方にいて、今も原子炉は動いていてデータを送ってくる。ボイジャーが積んでいるCPUはスタティック動作できる1802で数十kBのメモリしかなくて、NASAからの指令電波（受け取る時間当りのエネルギーで言えば蟻が足を上げるのに使うエネルギーより何桁か小さい）に従って内容が書き換えられて姿勢制御したり（は、もう無理か）観測したりデータを地球に送ったり、必要ないときはクロックを止めて眠ったりしている。それを思うとそのけなげさに涙が出てきて止まらなくなってしまう。はあ。

朝食：
ベーコンエッグ
ブロッコリ
味噌汁残り
プルーンヨーグルト
蜜柑
牛乳＋コーヒー


夕食：
激辛タンメン
葱ピーマン豆腐お揚げの味噌汁

明日、横浜に帰るのでご飯を炊くのはあきらめて豚挽肉の一番小さいのを買って残り野菜と豆板醤で炒めた。大蒜生姜搾菜に甜麺醤と戻した干し椎茸の味付け。めちゃめちゃ適当だけど最近、自分で作るのが一番旨い。