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また夢を見た [分類してもしょうがないもの]

歳をとってからほとんど毎日のように夢を見るようになったが、脈絡がなくて後から考えるとよくわからない夢が多くて、たまにストーリのようなものがあることもあるが、気持ちよくもなく悪くもない中立的なものばかりだった。ところが今朝のは、はっきりと悪夢だった。
朝6時頃起きて忘れないうちにiMacを立ち上げてメモをとった。半日経って帰ってきてから読み返すともうすでに忘れている。夢はすぐに書き留めるというのが重要。所詮夢なので間違いなく書き留めたからといってどうということはないんだけど。

メールのやりとりはあるが長いこと対面していない大学時代の友人と二人で、僕の西宮の実家の一部屋を閉め切ってなにやら作業している。何なのかよくわからないけど、どうも後ろめたいものを作っているらしい。部屋を閉め切っているにもかかわらずまわりを伺いながら作業を続けている。

ある材料が足りない、というのでその友人が外に出て行ってしばらくして帰ってきた。

右手に小さな袋を持っているが、左手に痩せた小柄な女性の襟首をつかんで引張ってきている。ずっとうつむいたままのおとなしそうなその女性はフリルのついた長袖の白いブラウスにやはり白の丸くふくらんだスカートをはいている。ゴスロリ風を装うにはちょっと年齢が高めに見えたが、軽くカールした前髪が目にかかって表情はよくわからない。

友人にその女はどうした、と訊くと
「邪魔するので一緒に持って帰ってきた」
という。僕も
「しょうがない、その辺に押し込んでおこう」
と言った。彼女は声を上げたり暴れたりはしないが、もぞもぞごそごそとしている。

そこへ急に僕の女房が現れた。
「なにをやってるの?」
などと言いながら部屋を出たり入ったりして歩き回る。

友人と僕は慌てて作業しているところを見られないように背中に隠しながら取り繕った。しかし、ごそごそしている女性を隠すのは難しい。すると友人は急にビニールシートで女性をくるみだした。

僕が女房の相手をしているうちに友人はシートの上からひもで縛ってしまった。シートとひもでぐるぐるになってはいるが形を見れば明らかに人間で、足の部分がごそごそと動いたりしている。僕の女房に気づかれないように部屋の隅のソファの後ろに二人で運んだ。しかしごそごそ動くのでときどきソファがずるっ、とかってに移動するように見える。

友人は
「動いてるな」
とか言いながら、ソファの裏に回ってシートの上から頚の部分を締め始めた。シートの中の女性はやはりまったく声を上げないが、苦しいのか芋虫のようにくねくねとし始めた。骨がどうにかなっているのか「?」マークのような形になったりする。そのうちソファは蹴っ飛ばされて部屋の反対側にひっくり返ってしまう。友人が
「こっちを押さえているから、頚を絞めろ」
というので僕はそのぐねぐねするシートの上に馬乗りになって頚のあたりに手を廻した。

小さめの湯飲みぐらいの太さしかない頚に力を加えると空洞のパイプが潰れるような、くしゃ、という感触が手に伝わってきて目が覚めた。

起きてからしばらく後味が悪くて布団の中でごろごろしていた。

仕事で後ろめたいものを作っているわけではなく、殺人を企んでいるわけでもないのになんでこんな夢なんだろ?

実は後ろめたさはフロイト的なカムフラージュで、僕の内面のサディズムが顔を出しただけかもしれない。昔から自分はS、Mのどちらか(いやLだ、というギャグは置いといて)と考えると、あきらかにSだと思っていた。

もちろん、そう思っていたのは結婚するまでのこと...
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