献立06/08

こう言った場所での議論は労多くして実りが少ないのと、すぐ古びてしまうのでなるべく政治の話は書かないようにしていた。
菅君の内閣のメンバを見て、人気投票して決めたのかと思った。

選挙選挙、選挙選挙、そのためにはイメージイメージ、イメージイメージ。それだけで決めたとしか思えない。鳩山君小沢君がやめたのも明らかにこれ以上のイメージ低下は選挙によくないからだった。それはすなわち対中対米などの対外的な政策の継続性を選挙対策より低プライオリティに位置づけているという現れだった。
まさしくそれを証明する人事。ニュースなどに露出が多いメンバだけが入れ替わる。事業仕分けでポジティブなイメージを伴う枝野君、蓮舫君らの起用、逆にネガティブなイメージが口蹄疫対処で伴ってしまった赤松君をまずはずす。そういうイメージの伴っていないメンバは鳩山君時代に自分のお友達を加えた陣容。

鳩山君の普天間問題では米国はかなり柔軟だった。門前ばらいでも不思議ではないのに、いいアイデアがあるなら検討しようと言う姿勢をずっと態度で表していた。それはまず米国にとって現在日本はファーストプライオリティではなく、むしろなるべく労力をさかずに穏便に済ませたい国のトップだからで、彼らにとって政権交代と言ったつまらない理由でわずらわされることは避けたい、ということ。だからこそずっと柔軟に柔軟に、そして米国の手間を増やす結論にはならないようにという姿勢を貫いてきている。尖閣諸島に全額日本負担で移転先を作りましょう、とでも言えば米国も慌てたのに。ちょっと狭いか。竹島も足してくれ。

今回の首相の交代劇は、アメリカよりも中国よりも、さらにもちろんギリシャやスペインポルトガルでしんどいユーロ圏に対するような対外政策よりも選挙対策が重要であるというメッセージを日本政府が発信することになる。
内政問題は新しい政府ががんばるしかない。しかし対外的には今回の交代劇は選挙対策重視という内向きの印象を決定的に与えることになる。これは日本にとって大きなマイナスになるのは間違いない。オバマ君はブッシュ君ほどバカではないしブレインがまわりを固めている。胡錦濤君もそうで彼らは付き合いきれん相手はさっさと見切りを付ける。

6カ国協議でも拉致問題で重い課題を抱えてるにもかかわらず日本は存在感が薄い。ただ「拉致、拉致！」と叫んではまわりで飛び跳ねて騒いでいるだけの国でしかない。ほんとうに日本の政治家の外交センスのなさにほとほと嫌気がさす。かといって比較的日本が強い科学技術や、文学映画マンガアニメゲームと言った日本独自の文化に対するセンスを持った政治家もほとんどいない。単に選挙戦略に長けた政治家だけが選択的に強化されてきた。選挙民は自身が望む政治家を育むという自明の理ではあるが。

今年日本はGDPで中国に抜かれるが僕は元のレートがあまりに低すぎると思っていて正当なレートならすでに世界第2位だと思っている。「科学技術立国」「もの作り立国」も僕に言わせればチャンチャラおかしいし、どうせ米国の権謀術数やヨーロッパの大風呂敷なんてサル真似にもならない。このままではたった5年10年で日本はガタガタになるのに。

朝食：
カツサンド
ベーコンエッグ
ブロッコリとスナックエンドウ
味噌汁残り
プルーンバナナヨーグルト
牛乳＋コーヒー


夕食：
モヤシタンメン
葱ピーマン豆腐お揚げの味噌汁
砂肝炒めの残り

コメント 2

復活しました。（＾＾；
by たこやきおやじ (2010-06-10 17:24) 

手術成功、おめでとうございます。
無理しないでがんばってください。
by decafish (2010-06-10 21:26)