献立08/30

今日は応用物理学会で山形大まで行った。今の職場でちんたら学会見物なんかに行ってるやつは僕以外いない。昨日会社で訊くと仙台から山形までは電車で行くより高速バスが快適でしかも速いという。んなアホなと思ったけどその通りだった。仙台駅から高速ノンストップの1時間ほどで山形大の最寄り停留所に着いた。職場に行くより快適で時間的にはずっと近い。でもたまたま乗り合わせたバスの最後部座席に陣取った女子大生風の7、8人が、山形に着くまでずっとすごくうるさかった。なんで彼女らはあんなふうに叫ぶように話すんだ？

実は応物は十数年ぶり。相変わらずだけど、昔よく行ってたころ膨大に存在した光記録関連のセッションはほぼ完全に無くなっていた。時代を反映してるだけであたりまえなんだけど、光学技術屋の僕としては寂しいものがある。

でも、久しぶりにいろいろな発表を渡り歩いて聞いていると面白かった。学生の、タイトルはすごい立派で、難しいことをいっぱいしました、でも結論はなんだかよくわかりませんでした、という笑っちゃうような発表もたくさんあったが、それがまたなんとも微笑ましくて楽しい。また、そう言った発表に関して専門である先生から「その結果からは何も言えないのでは？」みたいな身も蓋もない質問が飛んだりするのも笑ってしまう。

もちろんそんなのばかりではなく、骨のある地道な発表や新規性の高いものもあった。そういう玉石混淆なところは十数年前と応物は変わっていなかった。

朝食：
揚げ物など残り
味噌汁残り
葡萄
牛乳＋コーヒー


昼食：
山形大の食堂。山形大小白川キャンパスは東北大と違ってコンパクトで食堂のある建物もふたつしかなかった。学会専用メニューになっていて500円均一。もりそばをもらったら学食らしくビーフコロッケと青菜のおひたしがついてきた。はっきり言えばこれで500円は高い。まあしょうがない。

夕食：
歩き回って腹が減ったので、山形駅まで行って駅前通りの寿司屋に入っておきまりをもらった。中身は値段なり、まあ、こんなもんだろ。また帰りは1時間トイレのない高速バスに乗るのでビールはあきらめた。でも巨大な湯飲みに入ったお茶の利尿作用のおかげで結局、バスの残り30分ぐらいは身悶えした。

仙台市内に入るまではサクサク来たのに駅前までもうちょっとというところがなかなか進まない。深呼吸したり、ベルトを緩めたり、座席で腰の位置をせわしなく替えたりして我慢した。高速を降りるころ赤かった顔が停留所に着くころには紫色になっていたんではないかと思われる。