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オリンピック [分類してもしょうがないもの]

この数十年のオリンピックは、誰も反対できない「崇高な理念」を人質に、選手たちをエサに、ひとつの都市を狩場にして、庶民から金を巻き上げる装置として、さらに「エサ」を養い「狩場」を新しく選択する持続可能なシステムとして、近代文明における最大最高の成功事例だという認識を僕は持っている。それは一般的な見方とは違うかもしれないけど、いくつもの国と都市が蹂躙された実績はその認識を強固にしてくれる。「窃盗」を「独善的な富の再分配」であると中立的にみるなら、IOCは超国家的な窃盗組織であると僕は思っている。

おこぼれに与る人や尻馬に乗った人たちが、間もなくに迫った東京五輪をやめると「大損」「次はない」「世界から笑い物」「誰が責任取る」なんて言ってるけど、最終的にはオオゴケした上にギリシャみたいな借金を抱えることになるのではないか、と僕は心配している。そしてどんな結果になろうと日本政府とIOCとその取り巻きたちは「大成功だった」と高らかに宣言し、借金についてはMMTの人が問題ではないと太鼓判を押す。

せめて、東京五輪をきっかけにしてIOCとオリンピックのあり方を見直す機会になってくれないかな、と僕は願う。
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