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芸術劇場「樫本大進の無伴奏」 [クラシック]

11/16放映。
「ぼくちゃん」がいつのまにか「おっちゃん」になっていた。

バッハのホ長調パルティータが指ならしかよ。音楽が雑い。特にプレリュードは曲の懐の深さを表現しきれていない。ルール以降の残りはさっさと終わらそう、という感じがする。反復の指定もすべて飛ばしてるし、メヌエットもIIのあとIに戻らないし。いや、別にそれがいかんと言うている訳ではない(メヌエットは戻らないのが正しいと言う人もいる)が、そのせいで片付け感がよけいに増す。

イザイはバッハよりも良い。でもこの曲はもっと緩いお遊びのゆとりと言うか「所詮パロディでっせ」という軽さも欲しい。看板にペンキで書いたケバケバしさと裏に回ればガムテープというのがイザイの現代性(クライスラーよりも年上なんだよな、聴けば逆に思うけど)だと僕は思っている。

バルトークは一番似合っている。しかしこれはバルトークらしい厳しい名曲やねえ。これだけのテクニックがありながらなぜバッハをあのように弾いてしまうのかわからん。

女房も言っていたが最近の若い世代の細い音ではなく、太い音色の持ち主なので期待してるんやけど。


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