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DVD「てにぷり」と「GK9」 [日常のあれやこれや]

先々週帰ったときに娘からDVDを何枚か借りた。
その中から「テニスの王子様」と「逆境ナイン」をiMacのDVDプレーヤで見た。

というか、「テニプリ」はとちゅうでDVDに傷がついていたのか読めずに最後まで見られなかった。

どっちも漫画が原作。漫画の大げさな表現をそのまま実写でやりました、と言う映画で、もとをただせば「少林サッカー」までさかのぼる。しかしいずれにしてもこういうのは先にやったもん勝ちで、「少林サッカー」は(原作は存在しないが)偉かった。その中で「テニプリ」は表現がおとなしめ(他がひどすぎるのではあるが)で「ま、こんなもんだろ」と言う感想。

「逆境ナイン」はちゃんと最後まで再生できて楽しんだ。石に刻まれた巨大な文字が極端なパースペクティブで現れる、というのは「2001年」というよりも「デビル・キング」と言う感じ(あまりに古くて誰もわからんとは思うが、ちょっと説明すると子供の頃「少年サンデー」に連載されていたさいとうたかをの漫画で、毎週扉絵が「デビル・キング」と言う文字を毎回違った高さ10mはあろうかと言う石に刻んでいる人々のモブシーンになっている、というなかなかインパクトのあるワンパターンだった)。

そんなに盛り上げられても「透明ランナー」では感動できん、とは思いながらそれなりに見入ってしまった。結局「感動シーン」は設定と絵と音楽があれば出来上がってしまう、ということやね。それをパロディにしたところも結局「少林サッカー」に舞い戻ってしまう。この映画独自の表現はいつまでも部室の横に立っている「自業自得」のモノリスと「それはそれ、これはこれ」の脱力感を伴った説得力か。「感動シーン」と同じように作られたハリウッドの「笑えるシーン」では全然笑えなくなってしまったので「それはそれ、これはこれ」が笑えるだけで評価に値すると思う。いや、「笑えるシーン」は「感動シーン」と同じように作ることはできない、と言う証明か。

ねえちゃん、年末には返しに持って帰るからよろしく。


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