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仙台に戻ってきた [日常のあれやこれや]

あけましておめでとうごさいます。

明日から仕事なので今日午後仙台に戻ってきた(おかあさんへ、無事着きました)。

1週間部屋を空けるといつもオタマやその他いろいろをぶら下げるために台所の壁にくっつけている吸盤が落ちている。今日も2つ落ちていた。なぜ僕がいないときに限って吸盤は剥がれるんだろう。きっと妖怪「吸盤剥がし」のせいに違いない。

ところで、郵便受けが年末年始のチラシやダイレクトメールであふれかえっていた。その中に面白いのがあったので話のネタにしよう。

何者かはよくわからないけど、新興宗教団体の宣伝チラシという感じ。一枚ペラのこんなの。

0104fig1.jpg

記述の前半は、先日ノルウェイの空に現れた渦巻き(YouTube)の話が書かれている。「...天文学者を含むノルウェー人を興奮させ、困惑させた。それは何を意味するのか...」
この渦巻きは天文現象とはまったく無関係なので、天文学者も訊かれればそら困惑するわな。無理もない。

それはいいとして、本文に記述はないんだけど、ちょうど真ん中に写真が9個並んでいる。

0104fig2.jpg

「レンズによる回折像のいろいろ」とかいうのかと思ったら違うようで、おそらくノルウェイの渦巻きと同じような、件の宗教団体の予言と関係していると言いたいらしい。
撮像素子が飽和してる「1A」「1B」「3B」(Excelの行列の呼び方で)は何ともいえないとしても、「3A」は点光源の(ほぼ無収差の)開放レンズによるちょっとデフォーカス(焦点ズレ)した像で、教科書でもこんなきれいな絵は載ってない。「2C」は五角形の絞りのフレネル回折が美しいし、「2A」は何かのエッジの回折像がうまい具合に安物カメラの菱形絞りのちょうど真ん中を走っている。ちなみにこのカメラの絞りは横に開くタイプらしい。「1C」は色収差がデフォーカス像に出た絵。レンズの色収差補正がアポになってないのできれいに色が別れている。中央がピンクなのは物体が白ではないということかもしれないけど、単にホワイトバランスがずれているだけかもしれない。

偶然に頼ってこういうきれいな回折像の絵を撮ろうと思うとかなり大変。どうしても遠くの空中を撮っているつもりでシャッタを押すので、まさか自分がカメラの絞りの像を撮っているとはなかなか思えない。この宗教団体も、僕にひとこと言ってくれれば、カメラを何台か貸してもらってカメラの台数×3〜4枚ぐらいのこういう回折像の絵を撮ってあげられるのに。

さらに、コヒーレンシの高いレーザを使えばもっと面白いものが撮れる。カメラのレンズを小絞りにしてスペックルを撮ればいろんなパターンが現れる。

「ここをよく見ると髪の長い悲しげな女性の顔が!」「ここにはキツネの霊が!」「こんなところに十字架の上で苦悩するキリストの顔が!!!」

それは路線が違うか。
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コメント 2

beisi

はじめまして。
仙台で検索して来ました。
ヨロシク。
by beisi (2010-01-05 11:16) 

decafish

コメントありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。
by decafish (2010-01-05 21:57) 

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