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今朝の夢 [分類してもしょうがないもの]

明け方4時過ぎ頃喉が渇いて目が覚めた。こういうときたいてい夢を見ているんだけど、このときのはちょっと違うような気がしてそのままiMacを立ち上げて見た夢をメモした。
そのあと寝直してそれから普通に起きて出張に出かけた。外出から帰ってきてそのメモを見てみるとすでにほとんど忘れていた。不思議だ。メモしたことはちゃんと覚えているのに何を書いたかほとんど覚えていない。なんでだろ。そのメモをもうちょっとわかりやすく清書する。

どこかの地方空港の待合室にいる。
昔の部下の若い男がとなりに座っていて、出張帰りらしい。
僕もその部下の男も大きな黒い鞄を提げている。

待合室は屋根の下だけど、まわりの壁は一方の面が全部ガラス張りで、外が見える。日差しが強くてどうやら南国のほうらしい。
外は漁港のようで岸壁があって、漁船が浮かんでいたり、遠くに灯台が見えている。岸壁越しにちょっとだけ海も見えるが、おだやかでほとんど波はない。
ガラスもところどころ外されていて潮風が入ってくるが、むしろさわやかである。
反対側の壁を見上げると空港らしいいろいろな表示があって、大きな丸い時計がかかっている。
時計の針は11時22分ぐらいを指している。

となりに座った部下の男が
10分前ですからそろそろ行きますか」
と言う。飛行機は11時24分に出るという。
そこで突然気がついた。まだ飛行機のチケットを買っていなかった。
しまった、と思いながら部下に先に行っててくれ、買ってくるから、と伝えてカウンタを探した。

壁にはいろいろ表示はあるんだけどなにが書いてあるのかわからない。
あたりをうろうろ走り回って、金属でできたキャットウォークのような階段を下りると地下の商店街のようなところでホールになっている。こっちはどうも違いそうだと思いながらもホールを横切って緑色に塗られた大きなドアを開けると、こんどは高校の体育館の用具室のようなところに出た。

体育館ではブルマ姿の女子高生なんかが三々五々しゃべりながら歩いている。
正面のステージの横に大きな時計があってそれは11時28分ぐらいを指している。
「ああ、もう5分ほどしかない」
引き返そうとすると、紺の制服を着て帽子をかぶった男が二人立っている。どうやらここがカウンタらしい。
大きな飛行機の飛ばない地方空港だからこういうしょぼいところにあるのかもしれないと思ってチケットを頼んだ。

11時24分?もう間に合わないんじゃないですかね」
「まだ5分ある。頼むから出してくれ」
「いや、これがどうも調子悪くて」
と言ってそばにある機械をごつごつ蹴っている。腰の高さあたりに表示装置があって、それに椅子ぐらいの大きさのすすけて黒っぽくなった機械がケーブルでつながっている。これがどうやら発券機らしい。

男二人が機械を揺すったり蹴ったりして発券しているあいだにそこへ昔の上司が現れた。
「荷物が多くてすまんが、これも持って帰ってくれないか」
といってつるつるのプラスチックでできた黒い四角いものを渡された。
見てみるとそれは大きな針式の目覚まし時計で11時30分ぐらいを指している。
厚みが12、3cmぐらいあってやっと片手でつかめるが、つるつると指が滑ってしまって落としそうになる。
上司と言い争うのも面倒なので持って帰ることにした。
その上司も発券機を蹴ったりガタゴトと揺すって位置を変えたりするのを手伝っている。

そうこうしているうちに発券がすんだらしい。新幹線の切符のように見えるが11時24分発と書いてある。
支払いはどうするのか、と訊くとパスポートを出せ、と言う。時間がないので素直にパスポートを探すために鞄の中をひっくり返した。赤い表紙のパスポートをなぜか持っていて、手渡すと支払いはすぐすんだ。
「カード払いになりますから」
だから速いんだ、と言う意味らしい。

パスポートとチケットをひったくって搭乗口に行こうとした。左手に持っている大きな目覚ましはもう11時30分をまわっている。走っているといつの間にかまた狭い鉄製のキャットウォークになっていて、しかたなくそれに沿って行くと、薄暗くてだだっ広いところに出た。鉄骨の柱に錆びたトタンで壁や屋根ができている。照明はなく、ところどころトタンが破れていて外の光が入ってきている。

漁港の市場らしい。進んで行くと先生と思える女性が生徒たちを整列させている。生徒たちはおとなしくそれに黙々と従って列を作っていく。生徒たちは若者らしい明るい私服姿なので、修学旅行のようにも見えるがみんな押し黙っている。よく見ると老人も混じっているので、だからおとなしいのか、となんとなく納得する。

その先生に空港はどっちですか、と尋ねると
「空港?さあねえ。そんなのありましたっけ。そういえばツナギを着た整備員のような人はあっちで見かけましたけど」
と反対側のキャットウォークを指差す。

しかたないのでそこまで走ってキャットウォークの階段を上った。かんかんかんかんと言う靴音が市場の空間に響く。ドアを開けるとさっきたどり着いた地下街のホールになったところだった。そうだ、これを逆に行けば最初の待合室に行けるはず、と思ってまた別のキャットウォークを上った。そこは確かに待合室だったがもう誰もいない。目覚まし時計は11時32分ぐらいになっている。

まだ間に合う、と思って奥の階段を上った。上りきると屋上に出た。空がまっ青で、潮風に荷物を吹き飛ばされそうになる。どこへ行けば飛行機に乗れるのか、ときょろきょろするが本当にただの屋上のようでなにもない。遠くの灯台と、その反対には木の繁った小山が見えるだけであとはぐるっと空。動くものが視野の隅っこに入ったのでそっちを向くと漁船のマストがゆっくりと進んで行くところだった。

目覚ましを見ると11時34分になっている。せっかくチケットを買ったのに間に合わなかったか。つぎは何時だろう、と考えているところで目が覚めた。

「探しまわる夢」「間に合わないと言いながら走り回る夢」「何かから逃げようとする夢」というのはよく見る。今回もそのパターンだけど、分刻みで時間が過ぎて行く夢なんて初めて見た。普段腕時計をしないので時間がわかるように夢の中では上司が目覚ましを渡してくれたんだろう。しかしずっと出発時刻は11時24分と言いながら34分を目指して走り回っていた。夢の中ではそれに気がつくでもなく、他の人物たちもそのつもりで行動していた。しかし最初の方ですでに間に合っていない。

気になるのは必ず出発時刻は言葉で、現在時刻は時計の針の位置で表現されていて、見るたびにちょっとずつ針が進んでく。時計の読みに僕は不安があるのだろうか。
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