献立06/19

今日も何もしなかった。ギターを弾いて午前中を過ごして、昼過ぎに買い出しに出かけて、帰ってきてまたギターを弾いた。

学生の頃買った、小船幸次郎の編曲したバッハのチェロ組曲の楽譜を引張りだして弾いていた。やはりバッハの曲がすばらしいのと、小船幸次郎の編曲があんがいいい。バッハのチェロはギターへの編曲が、ほんとに掃いて捨てるほどあるけど、どれもほとんど単音が連続する原曲にベースと和音を補って普通の曲のように仕上げている。ところがそれがあまりに和音進行を強調しすぎて説明的になっているのが多い。ひどいのは繋留音や前打音にいちいち和声をつけてしまっているものまである。

小船幸次郎の編曲はベースの音数も少なく、内声の補助も最小限でそれが案外ツボにはまっている。バッハの意図を損なうことがない。30年ぶりに見直した。

バッハは和声の技術の大家でもあった。なんでもないスケールと分散和音を精妙な転調で展開することでドラマを持ち込み、曲に奥行きを与える。楽天的な調子が支配するチェロ組曲も曲によっては奥深いドラマが内在する。単音ばかりが連続するがゆえに小節の最後の非和声音ひとつのニュアンスで、転調の意味が変わり、そのドラマをぶちこわす可能性もある。そう言う微妙さを理解したギター編曲は思ったほど多くない。その意味で小船幸次郎の編曲は佳作のひとつだということに気がついた。

もちろん、チェロが弾ければそれにこしたことはないんだけど。

朝食：
焼きそば
味噌汁残り
オレンジ
牛乳＋コーヒー


昼食：
ピザトースト
煮物野菜その他


夕食：
トンカツ+ジャガイモ竹輪の天ぷら
キャベツのサラダ
茗荷豆腐お揚げの味噌汁

さくら野デパ地下は豚肉が安い。国産豚ロース肉が158円。4枚買ってトンカツにした。柔らかいけどやはり値段なりで豚肉の甘さはあまりない。まあしょうがない。