ランダムドットステレオグラムアプリ - その2 [ランダムドットステレオグラムアプリ]
また例によって突如始めたランダムドットステレオグラムの話。昨日何をやりたいか、ということを書いた。
今日はランダムドットステレオグラムがなぜ立体に見えるのかについて、簡単に。
結局立体視による形状の把握は絵の内容(ドットのパターン)とは独立に認知されるらしい。だから点々ではなく、ボールとは無関係な風景や人の顔などの写真、あるいはまったく抽象的なテクスチャでもかまわない。
逆に、背景のテクスチャからこのずれが特定できるような場合、脳は背景からの距離hを感じることができる。特に背景とボールがほとんど同じテクスチャであってもそのずれが特定できれば(ずれているように見えれば)距離はわかって、背景より飛び出して見える、というわけである。
今日はランダムドットステレオグラムがなぜ立体に見えるのかについて、簡単に。
1.1.3 ランダムドットステレオグラム
表面に何の特徴もないボールがどんな形をしているか、というのは例えば照明による影のできかたで把握できる。例えば図-2のように。 ところが図-3のように、均一な環境光でボールが照らされていると、影ができないので形はわからなくなる。 そこで、図-4のようにボールの表面に点々を打つ。 このボールを均一な環境光で照明してステレオグラムとして撮影すると図-5のようになるはずである。 それぞれの目用のふたつの絵を別々に見ると、単に点々が散らばっているだけだけど、ステレオグラムとして見ると、ボールと言う立体に見えるようになる。これがランダムドットステレオグラムである。とうぜん、形状に対する解像度はドットの密度で決まってしまう。結局立体視による形状の把握は絵の内容(ドットのパターン)とは独立に認知されるらしい。だから点々ではなく、ボールとは無関係な風景や人の顔などの写真、あるいはまったく抽象的なテクスチャでもかまわない。
逆に、背景のテクスチャからこのずれが特定できるような場合、脳は背景からの距離hを感じることができる。特に背景とボールがほとんど同じテクスチャであってもそのずれが特定できれば(ずれているように見えれば)距離はわかって、背景より飛び出して見える、というわけである。
2011-06-19 22:02
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