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ランダムドットステレオグラムアプリ - その4 [ランダムドットステレオグラムアプリ]

朝早くから目が覚めたのに、午前中2時間午後2時間寝てしまって調子がなんだかへん。気持ち悪いの直らないし。

こないだランダムドットステレオグラムの基礎的な数学を整理した。数学というほどご大層なものではないけど、式に書いておくと見通しがよくて汎用性が高く、こういうところで思いがけずアイデアが生まれたりするので、こういう整理はしておくに越したことはない。他所でよく見かけるような、いきなりコードを書く、というのは僕は苦手。ちょっと込み入ってくるとすぐに行き詰まってしまう。

今日はステレオグラムには絵がふたつ必要だけどそれを1枚に合体させる方法について。

1.2  Single Image Random Dot Stereogram

普通のステレオグラムは右目用と左目用の2枚の絵が必要である。

しかしランダムドットステレオグラムの場合、絵そのものには意味がない。従って例えば左目用に使った絵を視線を変えたときに右目用として使う、ということもできる。
0702fig06.png
具体的に言えば、図-6のように、青い視線では、Aのテクスチャが左目用、Bのテクスチャが右目用として作ってあるとする。赤い視線に動かしたとき、こんどはBのテクスチャを左目用、そしてCのテクスチャを右目用とする。これは青い視線に対応するように、Bを式-12GR(xy)として、AをGL(xy)となるように、つまり
0702eq14.png
とし、さらに赤い視線に対応するようにこんどはBを式-11GL(xy)としてCをGR(xy)となるように、つまり
0702eq15.png
のように作ればいい。つまりエレベーションマップの値が影響するのを、片方のテクスチャだけに限定してしまうことで、外側へといくらでも広げることができる。これをシングルイメージランダムドットステレオグラムという。

これは左右にずっと続けることができる。普通のステレオグラムが2枚の絵を並べるために視野が絵の間隔以上には広げられないが、シングルイメージランダムドットステレオグラム(長いな、ほんとに)ではその制限が無くなる。これは解像度をかせぐことができるし、そのおかげで表現力が高まる。また経済的でもある。

ただし、エレベーションマップの内容とテクスチャとを関連づけることは難しくなる。例えば、虎やキリンやシマウマの模様をテクスチャに使って虎やキリンやシマウマの立体像を描けば不自然ではないが、パンダで同じことはできない。
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