献立11/23

今日は普通の人は休みなので、会社に出た。若い連中がいないので必要な装置が比較的自由に使える。だが、休みなので会社のシャトルバスは出ない。そこで東北本線で最寄りの駅まで行ってそこからタクシーで出社した。会社についたとき、ちょうど自家用車で来た職場の人に「まるで重役出勤だな」と言われた。

装置を好きなように使って作業をしたが期待していた必要なものができなかった。原因はよくわからないけど、どうも素材（基板）に問題がありそうだった。結局遅くまでかかって今日の作業は徒労だということがわかっただけだった。まあ、しょうがない。そういうことはある。

いつもは若いやつに装置の立ち下げを頼んでさっさと帰るんだけど、今日は自分で立ち下げてまわった。まあ、それもしょうがない。

さて帰ろうとしたとき、以前やはり帰るときに電車の時刻表を確認せずに人の車に乗せてもらって、駅まで行って長時間待合室でぼーっとしたことを思い出して、今日はちゃんと時刻表を確認した。今朝来るときは渋滞もなく信号もほとんど無くて25分ほどでついたので、40分もあれば十分だろうと思って守衛所にたのんでタクシーを呼んでもらった。

「いま、呼びました。25分ほどで来るそうです」
うっかりしてた。車はまず一番近いタクシー会社の車庫から出て職場まできて、それから駅まで行くことになる。ちょっと考えればわかったんだけどもちろん流してるタクシーなんてないし、職場の近所にタクシー会社なんてない。つい、榴岡の自分の部屋や横浜のうちにでもいるつもりでいた。

来たタクシーの運転手は今朝乗せてもらったのと同一人物だった。19時台の電車に乗りたい旨を伝えると難しいとの答えらしかった（5年近くも仙台で暮らしているのにいまだに強い東北弁は聞き取れないことがある）。はたしてタッチの差で思っていた電車には間に合わなかった。雨が降る中無人駅の、誰もいない待合室できっかり1時間電車を待った。わかっているつもりで気をつけようと思ってるんだけど、生まれてからずっと都会で50年暮らしてきたせいで、結局こういうところで馬脚を露わしてしまう。

榴岡の部屋に帰り着いたら10時前。今朝出たのが7時前だったので14時間を費やして得るものはなにもなし。まあ、こういうこともある、と悟れるほど僕は年寄りではないが、これがダメージにならないほど若くもない。ちくしょう．．．．

朝食：
ベーコンエッグ
煮物残り
味噌汁残り
柿
牛乳＋コーヒー


夕食：
肉味噌スパゲティ
モツの豆板醤煮残り
葱人参豆腐お揚げの味噌汁

生協にもよらず手ぶらで帰って、先日作った肉味噌を炒め直して、冷蔵庫や戸棚の野菜を適当に切り刻んでスパゲティを和えた。今日は醤油味にしたら、これはこれでよし。普通の人はきっと食えないだろうけど。