献立12/05

中村勘三郎が死んだ。どうしたんだ？ショックだ。「勘三郎って誰だっけ？」と思ったんだけど昔の「勘九郎」だ。彼は僕のひとつ上なだけ。直接舞台を見たことはないけど、僕の世代のどこかドタバタしたところを彼も持っていて近親感を持っていた。

今の若い人には信じられないだろうけど、僕が子供の頃歌舞伎は一般的な娯楽だった。テレビで毎週劇場中継が流れていたし、小学生でも有名なシーンの台詞はソラで覚えていた。
「さてどん尻にひけぇしは」
「しらざあいってきかせやしょう」
「待てとおとどめなされしは」
「ごしんぞさんへ、おかみさんへ」
「あかぎの山もこよいかぎり」
残念ながら当時僕は全体のストーリを理解していなかった。今でもわかってないけど。それは当時の（少なくとも京阪神地方の）小学生の普通の姿だった。

勘三郎は例えばちょっと上の玉三郎に較べると「ミスター歌舞伎」らしかった。背負って立とう、という意気込みが伝わってきていた。癌だったのかなあ。どうしても同世代の人が死ぬ話を聞くと、どき、としてしまう。

朝食：
ソーセージ+スクランブルドエッグ
煮物残り
味噌汁残り
柿
牛乳＋コーヒー


夕食：
キツネうどん
アジの開き
山芋の短冊
ピーマン豆腐お揚げの味噌汁

昼は天気が良くて暖かかったんだけど、日が沈むとどんどん寒くなってしまった。寒いのでうどんにした。生協で魚を買おうと思ったんだけど、いいのがない。結局小さなアジの開きにした。ちょっと食い足りない。