献立06/15

今日は朝早くに目が覚めて二度寝した後、のろのろ朝ご飯の支度をしていたら安物の皮の厚いオレンジを剥いていて親指の先端をすぱっと切ってしまった。部屋が埃だらけなので今日は掃除しようと思ってたんだけど、一気に仕事する気が無くなってしまった。雨も降っていたので一日中ゴロゴロして過ごしてしまった。

ところで、ゴロゴロしていてふと見たサイトにこんなことがあった。ざっくりいうとイルカは知性があるから尊重すべきである、というような話。種が知性を持っているかどうかで独自の権利を（とはいっても人間から見た権利に過ぎないけど）与える、というのは結局は人類至上主義的な発想に立っているとしか僕には思えない。

別に僕はイルカのショーをどんどんやれ、と言っているわけではない。でもイルカのショーはダメでサルはいいのか、サルもダメでワニやナマケモノならいいのか、それならどこまでなのか、と考えると人間と似たものは優位である、という思想に基づいているとしか僕には思えない。そして結局人間だけがその他の種の生殺与奪を握っている、と言っているに等しいように思える。それこそが思い上がりじゃないのかなあ。

絶滅に瀕した種を途絶えさせないために、人工的に繁殖させるなんて言うのも同じ発想に思える。これまで今生きている種の何倍もの種が絶滅してきた。絶滅する種は絶滅すべくして絶滅するのであって、もし人間がその種を生かしたいと思うのなら、人工的に保護するのではなく「人間がどういう生き方をすれば彼らが絶滅せずにすむか」を考えて人間が自ら実践しないと、結局は彼らにとって「余計なお世話」でしかなくなってしまう。しょせん人間も他の種から生きることを許され生かされている、という仏教的な認識が今の人間という種には必要なように思うんだけど。

なんて偉そうなことを言ってるけど、マグロが食えなくなるのは困る。いや、僕はアンドロイドのデータに生存権と自決権を与えることに何の抵抗もない。いわんやイルカをや。

朝食：
葱炒飯
味噌汁残り
オレンジ
牛乳＋コーヒー


昼食：
インスタントトムヤムラーメン
レタスと砂肝のサラダ


夕食：
手巻き寿司（マグロすき身カツオイカ）
蒟蒻の煮物
煮物残り
モヤシ豆腐お揚げの味噌汁

雨が降る中買い出しに出かけたんだけど、あまりいいものはなかった。マグロはなぜかどこへ行っても普段の倍していた。結局生協でマグロのすき身を買った。昔すき身と言えば脂の乗った中落ちという感じだったんだけど、最近はいろいろ混ぜ物が入ったフェイクになっている。ずっと前女房になんだこれ、と言ったら「いつの話してるの」とバカにされた。

別に混ぜ物をするのはいいんだけど、「すき身」を名乗るのは間違いじゃないのか。「中落ち」というのもそのうち混ぜ物だらけになるのか。なんだか子供の頃見た映画「ソイレントグリーン」を思い出すなあ。