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献立10/03 [献立]

お伊勢さんは子供の頃親に連れられてお参りした以降、何度か行った。しかしお伊勢さんと言えば僕にとっては落語の「七度狐」。小学校の4、5年の頃にテレビの寄席中継で聴いて気に入ってしまった。関西落語で長い「東の旅」の前半のクライマックスにあたる。上方落語の古いスタイルの見台張り扇小拍子膝隠しを使ってはめものが賑やかな江戸時代からのネタで、古いだけあってかなり練られているので小学生には面白くてしょうがなかった。

喜六清八の二人連れが大阪からお伊勢参りの旅に出てすぐあたり、煮売り屋(街道沿いの定食屋みたいなもの)のオヤジとのやりとりのギャグの豊富さや、二人にすり鉢を投げつけられて仕返しに化かす狐の演出力の高さが畳み掛けるような笑いをもたらす。小さい頃ハマっただけあって50年近く経った今でも印象的なシーンはソラで言える。
「ひとつせんめし、さけさかないろーくーくーありやなきや」
「いろはの字に濁り打てばみなその音が変わりますでな」
「おやっさん学者やな。ほな、いろはの「い」の字に濁り打ったらどうなる?」
「い"〜、いろはの「い」には濁りは打てん」
「ほな、「ろ」は?」
「ろ"〜、「ろ」にも打てん」
「ほな、「に」は?」
「に"〜、...なんで「は」をとばしなさる?」
煮売り屋のオヤジとのやりとりや、狐に化かされて寂しい山寺で留守番することになって怖がる二人、
「庵主さんはお灯明の火さえ消え買ったらそんな魔性のものは出てこんちゅうとった。阿弥陀はんのお灯明みてみ」
「あかん、消えそうや」
「ほな油ささんかいな」
「油徳利は、と、あったあった。油を注して、と、じゅじゅぱち、じゅじゅじゅぱちぱち。精やん、余計消えそうや」
「ほんまに油やねんな?」
「くんくん、?こりゃ醤油差しや」
「あかんがな、そんなもん」
「消えそうや、ああ消えた、ああ点いた、ああ消えた、ああ点いた、ああ消えた、消えた、消えたがな」
「ねんねんよ〜、おねやれ〜や〜」
「でーたー!」
「今のはわいや」
あかん。きりない。こういうのはいくらでも思い出せるのに、隣に座ってるやつの名前が思い出せん。これはどうしたことだ! それはまあ、アルツハイマーですかな。

朝食:
ソーセージ炒め
煮物残り
味噌汁残り
ヨーグルト
グレープフルーツ
牛乳+コーヒー
1003朝食.jpg

夕食:
カレーうどん
蒟蒻の煮物
おひたし残り
葱ピーマン豆腐お揚げの味噌汁
1003夕食.jpg
こないだのケララカレーの残りで茹でたうどんを絡めた。なんだかわけのわからないふしぎなものができあがったけど、食べてみるとこれはこれで悪くなかった。普通のカレーうどんと違って、うどんはあまり茹ですぎない方がいいことはわかった。
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