SSブログ

「お帰り会」をしてもらった [日常のあれやこれや]

昨日、以前の会社のひとたちに「仙台から帰ってきて良かったね」宴会をしてもらった。みんな僕が仙台に行く前に部下だったり後輩だったり同僚だったりした人たちで、僕が仙台にいた間は会わなかった人がほとんどなので久しぶりに会えて楽しかった。ここに書いても皆には伝わらないんだけどとりあえず、ありがとうございました。

僕を入れて8人も集まった。皆はそれぞれお互いに連絡があったのに、僕だけが仙台に7年もいたので浦島太郎になっていて、「今どうしてるの?」とそれぞれに訊くことになってしまった。7年の間に全然違う職場に移った人もいれば、ほとんど変わらない仕事をしている人もいる。皆それぞれだけど、やっぱり光学関係の技術屋(もともと電気屋だった一人をのぞいて)として仕事しているらしいことを知った。また、会社をやめたのは僕だけだった。

一通り訊いたあとは昔話になった。一人が、当時の部長から理不尽な叱責を受けたとき、僕がそのあとすぐ部長に問いただしに行ったのがうれしかった、という話をしてくれた。ところが僕はそれを全然覚えてなくて、
「?それ、ほんとに僕だった?」
なんて間抜けな質問をしてしまって、せっかくの感動のエピソードの披露を台無しにしてしまった。ごめんなさい。ああいうときは覚えていなくても、せめて鷹揚に笑って聞いているべきだった。

そのあとは、それぞれの今の職場のおもしろおかしい話をいっぱい聞いて笑って過ごした(もちろんなかには笑えない話もあった)。みんなの共通の知り合いの中で名物だった人物たちのその後の話も笑える話が多かった。

まあ、そういったことは内輪の話であって関係ない人には全然関係ないので、本来は書いてもしょうがないけど、ここに書くべき話がひとつあった。

僕はずっと後輩たちにMathematicaをツールとして使うことを勧めてきた。その結果かどうかはわからないけど今回集まった何人かは今でもMathematicaを仕事に使っているらしかった。仙台では「Mathematica?なにそれ?」で完全にアウェーな感じだったのに、今回は僕の身内の集まりだったのでMathematicaは思考補助ツールとして常識的なもの、という雰囲気になった。去年僕がやったレンズ設計は、CodeVやZemaxなんかの設計ソフトではなくMathematicaで数値積分して出した、という話をすると、それがどういう意味なのか皆はすぐ理解して、大笑いになった。

別に僕はWolfram Researchの営業でもなんでもないけど、皆が技術屋としてMathematicaを使いこなしているというのはなんとなくうれしいし、ちょっと安心もした。

とはいうものの、Mathematicaを使っている人もバージョンが5.台だったり、職場異動などの拍子に取り上げられてそのまま手に入れることができなくなったり、と皆それぞれ職場では苦労しているらしい。環境整備はどうしても組織の問題になるので、やはり会社の偉い人たちにはエクセルシートだけが汎用計算の手段ではないことを知ってもらいたいものだ。

会の最後に、分不相応にもまた花束をもらった。
0626bunch.jpg
こういうのはなんか恐縮してしまう。でも、ほんとにどうもありがとうございました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

最小2乗法 - その11最小2乗法 - その12 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。