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XQuartz2.7.11 [日常のあれやこれや]

こないだ久しぶりにアップデートされたばかりのXQuartzにマイナーアップデートがあった。どこが違うのかわからないんだけど、僕にとって大きな違いがあった。2.7.10ではリモートでDISPLAY変数を[サーバのIPアドレス]:0.0みたいに設定すればとりあえずむりやりXQuartzに接続して動いたんだけど、このマイナーアップデートでそれさえ動かなくなった。

いろいろいじっていると、どうも名前解決や単純なサーバアドレス決定の問題なんかではないらしいことがわかった。調べてみるとそもそもXQuartzを立ち上げてもXサーバ関連のTCPやUDPのポートが開かないし。ぜんぜんわからん。

ググってみると、sshのXフォワーディングを使え、というのがあった。その通り試してみるとあっさり動いた。つまりRaspbianのEclipseのリモートクライアントからXQuartzをディスプレイサーバに接続して使えるようになった。

どうやら、古いxhostやxauthといった認証ではセキュリティが確保できない、という判断があるらしい。そうならそう言ってよ。僕のXウィンドウの知識なんて1980年代から更新されてないんだから。って僕が悪いのか。

認証や暗号化などセキュリティの関連をsshに任せてしまえば、今となっては古臭くて中途半端なXウィンドウでの実装を近代的なものに再構築するという大変な作業をする必要がない、というのは理解出来る。でも、リリースノートをパラ見しても全然わからなかったので、よほど古い話なのか。ほんとになーんにも知らんかった。

僕がXウィンドウを使っていた頃はいわゆるエンジニアリングワークステーションが華やかだった時代で、どのマシンもグローバルなIPアドレスを持っていたのに、セキュリティなんて気にしたこともなかったし、それで何の問題もなかった。なんとも平和な時代だった。まあ、今みたいに何でもかんでもデジタル化されているわけではなかったので、問題の起きようもなかったと言える。

それにその頃だと、Xウィンドウに詳しい人や、営業畑の人たちではあるけどHPやアポロやDECなんかの当事者に近い人たちが周りにいて、彼らの話も聞けたけど、今ではそんな人はまったく誰もいないので、ネットと自力だけが頼りになってる。いや、言い訳でしかないけど、それは。

とりあえず使えるようになったのでやれやれ、だけど、sshをトンネルにしてXプロトコルを通すということをするわけでしょ、この場合? いくらパフォーマンスが上がったとはいえ、非力なRaspberry Piでのオーバーヘッドってどんなものなのかなあ。vncに比べればXプロトコルなんて軽いもんだろうけど、RaspbianでのEclipseは結構厳しいなあ。gdbのコマンドラインを覚え直すかなあ。この歳でそれも厳しいなあ。「私のコードは書かれた時点で完璧なのでデバガの必要はない」なんていう人なら関係ないんだろうけどなあ。
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