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英語が喋れない [日常のあれやこれや]

今日仕事で米国から来た技術者と話をした。レーザのノイズ制御が専門のPh.D.で近い分野の技術者同士ということで彼は僕に対して非常にフレンドリーに接してくれて突っ込んだ話をしてくれたんだけど、僕からはほとんどまともなやりとりができなかった。彼のしゃべる英語は7割がたはわかるんだけど、僕のほうは言いたいことが頭の中で文章にならず、断片的な単語の羅列になってしまった。それこそ完全に「ミー、ターザン、ユー、ジェーン」になってた。

つい先日、日本語が聞き取れない話を書いたけど、英語はしゃべる方が難しくなっているような気がした。ずっと昔仕事でシンガポールを往復してたころ、これほど不便だったことはなかったように思う。

でもまあ、シンガポール人の英語はめちゃブロークンで、当時は自分たちの英語のことを自嘲的に「Singlish」と呼んでいた。当時の僕の英語も似たようなものだったのかもしれない。シンガポール人独特のジョークは理解できないことが多かった(みんながどっと笑ったけど僕だけわからなくてキョロキョロしてるのに誰も「He's jokin', jokin'」としか言ってくれない)けど、それ以外で不自由だったという印象はなかった。

そのあと十数年ほど前、仙台に行くことになってある共同開発テーマを急いでひと段落させる必要ができて、米国東海岸の光学測定機メーカに年に2〜3回ぐらいのペースで行ってた時も、そんなに不自由は感じなかった(9.11の影響で面倒なことは何度もあったけど)。しかしそれも、訪問先の技術屋たちがずいぶん気を遣ってくれているという感じがずっとしていたので、実は僕の英語力とは無関係にその気遣いのお陰だったのかもしれない。

今の会社のお客さんはほとんどが米国とヨーロッパなので英語が不自由だと困ったことになる。かといっていまらさこの歳で訓練しても上達はしないよなあ。日本語でさえどんどん怪しくなるもんなあ。できてる人に訊いても、どうせ

「訓練を続けてれば劣化しないよ」

とか言われるんだろうなあ。それって僕の書いたソフトがトラブったときに

「僕のMacでは動いてるよ」

って弁解するのと同じだと思うんだけどなあ。

ああ、ちょっと違うか。
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