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Raspbian stretch [Raspberry Pi]

先々週Raspbianの新しいバージョンであるstretchが出た。本家のdebian9.0が6月でそのあとすぐ9.1が7月だったらしいので随分速い(Raspbianのインストールパッケージ2017-08-16は9.1ベース)。試してみようと思ってjessieと同じことをやってSDカードを作った。どうせ僕はSDカードに自分のソースやデータのファイルはないのでメジャーバージョンアップはすっぴんインストールしている。フォーラムではネットワークインターフェイスの設定が変わってしまってWiFi接続に苦労してる人がいるので、どうかな、と思ってやり始めた....

本家debianでも微妙な変更がある(古臭いのをobsoleteにしてモダンなものに入れ替えるのが中心)ので、さすがにjessieと同じじゃダメかなと思ったんだけど、結局全く問題なく動いた。

ネットーワークに関してjessieまでは/etc/network/interfacesにネットワークデバイスの設定を書いていたけど、stretchではinterfaces はinterfaces.dディレクトリの中を参照するようになって何も書かなくなったらしい。interfaces.dにデバイスごとの設定をファイルに分けて書くんだろうと思っていたらinterfaces.dディレクトリはカラッポで、でもそのまま繋がった。どうなってるんだかわからない。jessieからのアップグレードだとどうやらこのへんが苦労のタネだったらしい。遅まきながらリリースノートらしきものを読んだが、あまり情報がない。まあ動いたからいいか。しかしまともなリリースノートはないんだろうか。本家debianとは微妙に違ってるみたいだし、せめて差分だけでもまとめて欲しい。Raspbianの本体サイトも実質的に放置プレイだし。

まだ全部確認していないんだけど一点、リモートデバグに使うgdbserverがインストールされていなかった。gdbのシステムはインストールされてて本家debianではgdbを入れれば一緒に入るはずなのに、なぜかRaspbianでは別になってるらしい。よくわからない。これは独立に
% apt-get install gdbserver
とやればインストールできる。

また、jessieで標準インストールされていたCJKフォントパッケージがstretchではなぜか落ちている。僕はRaspberry Piで日本語を使うことはないんだけど、たまたま何かで日本語が表示されると□□□□□となってしまって美しくない。まあ、いくらdroid fontが小さいとはいえ7MBを超えるのにCJK以外のユーザにとっては□□□□と漢字の並びとの区別はつかないわけだから、理解できる。

でもこれもインストールすればいいだけ。それさえめんどくさいと言う人はWindowsかmacOSを使いなさい、というのがlinux文化だろう。ちょっとRaspberry Piの思想との齟齬を感じないわけではないけど。インストールは
% apt-get install fonts-droid-fallback
でOK。使わないにしても入れておくと、ふいの白箱羅列を避けられるのと、例えばヘッドレスレではなく、ディスプレイをつないで(あるいはVNC経由であっても)デスクトップ環境を使っているときにMathematicaのドキュメントが日本語で読める。

僕はデフォルトのロケールをen_USにしてるのでなにもしないと英語が表示されるけど、chromium-browserのPreferences -> Languageタブ -> Languagesリストボックスに「Add」ボタンでJapanese(Japan)を一番上にすると日本語が表示されるようになる。これでウェブは日本語だけどコマンドラインでのstderrやmanページにちゅうとはんぱな日本語がでないのですっきりする。

こうやって日本の子供たちもMathematicaを使うようになると僕はちょっとうれしい。


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