あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。

2年ぶりの今年の年賀状はこんなの。

ほんとは「近代美術パロディ年賀状シリーズ」だったのに、女房に却下された．．．．

オリジナルの下絵はこんなのだった。

下絵の右下隅にはリュートとツボがあった。

これは実はルソーの「眠るジプシー女」

のパロディだった。ライオンがイノシシに、ジプシー女がウリ坊たちになってる。ちなみにルソー本人は「マンドリン」だと言ってるけど、僕には6コースのリュートにしか見えない。

下絵を重ねると

となる。種明かししないとわからんか。

さらにちなみに、以前はライオンのしっぽがなんとなく不自然で何か別のものを表してるのかと思ってた。真似をしてみてわかったんだけど、しっぽがこの位置にないと絵の重心が右に寄ってしまって左側が間抜けてしまうし、さらにこの変な伸ばし方のせいでぎゅっと緊張感が増している。僕はイノシシのしっぽをのばすわけにもいかず、左側を端折ってしまった。

この下絵を見て女房は、ルソーを知らない人には意味がない、と言って余計なものを消してしまった。でも、モーツァルトも言っている

「ひねりなさい、ひねりなさい！」

違うか。