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FFTW3.2もalphaがとれてた [プログラミング]

ぜんぜん気がつかなかったけど、FFTWの3.2からalphaのとれたやつが先月あがっていた。前と同じようにすればインストールできる。インストール先はデフォルトでは変わらず/usr/local/lib。

リリースノートを見ると変更点は

  1. セマフォを解放するときにまれにハングするバグはglibcのせいで、これからやりまっせ
  2. SSEでスレッドを使っているときのアライメントがずれたところへのアクセスのせいで起きるセグメンテーションフォルトはfix
  3. 3.2 alphaで入っていたMPIをはずして3.3 alphaのほうに移した
  4. それ以外は3.2 alphaといっしょ
ということで、あまり大きな変更はない。MPIではずいぶん苦労してるみたいだけど、FFTみたいに局所性の乏しい演算を並列計算に乗せようというのは難しかろう。でも、並列計算で効率が上がるほどのFFTってどんな大きなデータなんだろう。僕はとりあえず必要性はあまり感じない。

FFTWはすでにかなりの完成度で、これからそんなに手を入れることはないだろうと思っていたけど、まだまだやることは残っているらしい。それでも3.1台のころにくらべてリリース間隔は広がってきた。波動光学の分野で一番基本的なFraunhofer回折は実質的にFourier変換の計算になるので、FFTWは結構頻繁に使っている。昔、僕はMac組み込みのvDSPを使っていたが、2n以外の点数でも何も気にせず使えるし、なによりも速いので3.0.1からFFTWを使うようになった。

お世話になっています。今後ともよろしくお願いします(なんか仕事メールみたいやな)。


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