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近軸光線追跡 - その13 [近軸光線追跡]

今回作った、近軸マトリクスによる近軸諸量の計算とレンズ表示を行うMathematicaのパッケージを公開する。

8  Mathematicaパッケージ公開

ここからダウンロード。 展開するとGaussianRayTracingというフォルダができる。その中身は
% ls -l
total 2616
-rw-r--r--  1 yamada  staff  1176996 10  6 09:20 GaussianRayTrancing.pdf
-rw-r--r--@ 1 yamada  staff    22010 10  6 09:25 ParaxialRayTrace.m
-rw-r--r--@ 1 yamada  staff   117283 10  6 09:25 ParaxialRayTrace.nb
-rw-r--r--@ 1 yamada  staff      437 10  6 09:37 README_E.txt
-rw-r--r--@ 1 yamada  staff      478 10  6 09:33 README_J.txt
README_?.txtは簡単な説明。

使い方は
  • ParaxialRayTrace.mを$Pathにあるディレクトリのどこか、例えばMacOS Xなら ~/Library/Mathematica/Applications の中にOpticsというフォルダを作って、そこにコピーする
か、あるいは
  • ParaxialRayTrace.nbのPackage Definitionsセクション全部を評価
またはMathematicaパッケージ形式が嫌いな人は
  • ParaxialRayTrace.nbのPrivate Sectionと書いたセクションだけを評価
すれば利用可能になる。

利用可能な関数はパッケージとして読み込んだのであれば
?Optics`ParaxialRayTrace`*
とすればシンボルが表示され、簡単なusageメッセージが読める。

使用例はParaxialRayTrace.nbのExamplesセクションにある。3つの例をあげたがどれもMahematicaのGraphics機能を使ってレンズを表示するもの。

現在のバージョンは0.9C、Mathematica6.0以上に対応している。ただしMathematica7.0では未確認。

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コメント 9

つる美

むずかしそー。
ところでついに将棋ソフトが女流王将を下しましたね。
4台の合議制にしてから強くなったとか。
2対2になったら火の鳥未来編みたいになるのでしょうか。
コンピューターのスペックが「数の暴力」だそうですが。
ここには書きませんが、すごい・・・(らしい)

羽生名人に勝つには山田正紀の「直感をもつコンピューター」しかない!


by つる美 (2010-10-12 00:08) 

decafish

お久しぶりです。コメントありがとうございます。
将棋はチェスよりルールが複雑なので総当たり的なアルゴリズムではうまくいかない、と言う話を聞きましたが結局力づくが強いというこのなんでしょうか。
羽生名人に勝つコンピュータができたら、将棋をしないでそのうち「42」とか答えるかも。
by decafish (2010-10-12 21:30) 

4DZ

はじめまして。
本ページに記載の GaussianRayTracing の公開は終了してしまったのでしょうか。
最近、光学に関する学習をはじめまして、ぜひ参考にさせていただきたいと思いコメントさせていただいた次第です。

いきなり連絡差し上げましてしまい失礼しました。
by 4DZ (2016-03-19 12:44) 

decafish

コメントありがとうございます。
もう昔の話でどうなっていたのかあまり思い出せないのですが、今でも僕のDropbox

https://dl.dropboxusercontent.com/u/18000273/MathematicaCodes/GaussianRayTracing.zip

ここから落とせるはずです。試してみてください。
お役に立てるなら僕の望むところですので、なんでも遠慮なく書き込んで下さい。
忘れてるのとボケてるので有益な返事ができない恐れはありますが...
by decafish (2016-03-19 22:11) 

4DZ

decafish さま

Dropbox のリンクありがとうございます!
ダウンロードさせていただきました。

光学に最近興味を持ちましてブラウザ上でなんとなくの
設計ができるようなものを作っていたのですが、知識不足を実感しています。
思った通りできたときは楽しいのですが...難しいですね。

パッケージに含まれています PDF に丁寧な解説がありうれしいです。
こちらは教材として利用させていただきたいと思います。
ありがとうございました。
by 4DZ (2016-03-20 16:21) 

decafish

お役に立てるならうれしいです。
面白いものができたら、またお教えください。
よろしくお願いします。
by decafish (2016-03-21 09:05) 

4DZ

先日はありがとうございました。
ブラウザでレンズ設計を〜といった内容を書き込んできましたが
ひとまずリリースしてみました。

といっても、どこにも告知していないので自身の確認用ユーザーのみ
登録されている状態なのですが…
そんな状態で恐縮ですがもしよろしければ見てみていただけると幸いです。
まだまだ作り込みが甘いので、今後はレンズについて勉強を進めて各所ブラッシュアップや、絞りの実装を(いつか)できればいいなあと思っています。

では..
by 4DZ (2016-03-29 12:17) 

decafish

すごいですね。こんなことができるんですか?おもしろいです。

ちょっと遊ばせていただきました。
絞りが第1面に設定されるようなので、前絞りの後ろ側テレセン風のレンズを作ってみました。

プルダウンにない硝財を選んでも表示されません。これはどうすればいいんでしょうか?もう少し色を消したいのですが。第1レンズ第1面は平面のままです。

光線を見ると大きなコマ収差が出ているみたいなので、横収差も表示できれば、そのあたりももう少し良くできるような気がします。

by decafish (2016-03-30 09:44) 

4DZ

登録してくださったんですね、ありがとうございます。
まず、硝材の件、バグでした。すみません(直しました)。

なるほど、横収差図ですね・・・。
横収差図だと、縦の場合と違って3Dで光線計算をする必要が出てくるのでしょうか。
ともあれ、手強そうですが、挑戦してみたいですね。
ひとりでコツコツつくっていたものですから、第三者の意見というのが新鮮ですごく参考になります。ありがとうございます。
by 4DZ (2016-03-31 21:27) 

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