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献立03/11 [献立]

今日午後会社の同僚の御母堂のお通夜に受付を頼まれて行った。久しぶりに着る黒服に体が入るか心配だったけどなんとかなった。お通夜では坊主のお経に突然フシがついて(音程の変化があらわれて)びっくりした。それが宗派によるのかこのあたりの風習なのかよくわからなかったけど、面白くて聞き入ってしまった。

ところで、もう一年にもなるの。はやかった。

震災で会社のビルに二晩閉じ込められて、歩いて榴岡に戻ってからも電気水ガスがなくて食い物に困ったことや、横浜の家族と連絡が取れず、交通手段がなくて帰るに帰れない、といったことが思い出される。

僕は命や仕事を失うわけではなかったので、どちらかと言えば被害は軽かったほう。でも人生設計は完全にチャラになったなあ。これからどうなるのかなあ。

朝食:
レタス炒飯
味噌汁残り
牛乳+コーヒー
0311朝食.jpg

昼食:
生協カップ焼きそば
茹でブロッコリ残り
(写真無し)

夕食:
サーロインステーキ+椎茸の付け合わせ
蒸かしジャガイモ
茹でブロッコリ残り
葱豆腐お揚げの味噌汁
0311夕食.jpg
さくら野の地下でニュージーランド産ステーキ肉が300円というのを買ってあった。おそるおそる食べた。堅かったけど食べられないほどではなかった。

僕は神戸近郊の生まれで、神戸は牛肉でも有名だけどいい肉はやっぱり高かった。僕の食べた最高のステーキは、家族旅行の宿の夕食にたまたま出た小さなミディアムレアに焼かれた肉だった。舌の上でとろけて肉汁が口の中に広がった。のちのちまで家族の語りぐさになるほどだった。

逆にサイテーのステーキは、二十数年前会社に入ってすぐぐらいの頃に行った北米出張のとき、パサデナで適当に入ったステーキハウスで食べたやつ。カウボーイハットにホットパンツ(古いな)にロングブーツといういかにもないでたちの巨乳のおねえさんが
「はーい、私マギーよ、なににする?」
と見せてもらったメニューの左側のページはステーキが並んでいて、右側はサラダのドレッシングが並んでいる。マギーさんにリコメンドして、と言うと
「?、お腹がすいてるなら、これ、それほどでもないなら、これ」

ようするにステーキは大きさが違うだけだった(そのくせ「テキサスワゴン」とかいちいち名前がついていた)。一番小さな1/2ポンドをレアでもらったら、肉がただ焼いてあるだけで、塩胡椒はあとから好きにしなさい、というスタイルだった。それだけでもびっくりしたけど、食べてみると2度びっくり、あごがダルくなるほど堅かった。あれがトラウマになってそのあとのアメリカ出張でも肉を食べるのが怖かった。

それで思い出したけど、出張先でのおきにいりのステーキハウスはシンガポールのハヴロック道沿いのビジネスホテルの一階にあった。そこそこの肉だけど日本ではもちろんシンガポールのオーチャードなんかの町中に較べても半額で食べられた。一番最初は上司に連れられて行ったんだけど、出張中にホッカセンタの焼きそばに飽きるとひとりでよく行った。常連客は付け合わせの茹でジャガイモに「サワークリーム」を要求するというのをあるとき知って、マネをするようになった。チーズのような味ではなくて酸味もあっさりとした濃いめのヨーグルトというかんじで散らしたパセリがよくあった。あそこ以外でああいうのを食べたことはない。

20年前の話だけど、まだあのホテルはあるだろうか。もうないよなあ、きっと。
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