厳密な光線追跡 - その11 [光線追跡エンジンを作る]
昨日の数学のまとめの続き。まとめはこれでおしまい。
である。jrが負になる場合は、全反射となる。
また、riは式-41の規格化がされているとし、法線ベクトルはriと同じ方向を向いているとする。つまりriと面の同じ側になるように、nの符号をとる。
同じ側かどうかは
で判定できる。この値が正なら同じ側にあり、負ならnをあらためて−nとすればよい。
3.5.8 屈折光線
屈折光線の向き(方向ベクトル)roは として計算できる。ただしriは入射光線の向きを表すベクトルであり、nは光線と面とが交差する点での面の法線ベクトルで、面が式-50で表されているとすると である。そしてni | : | 入射光線が含まれている媒質の屈折率 |
no | : | 屈折光線が含まれている媒質の屈折率 |
3.5.9 反射の場合
反射光線の向きr′i は で得られる。3.5.10 一般の姿勢をした面の扱い
以上の具体的な定式化はすべて面が- 原点を通る
- 原点での法線ベクトルがz軸に平行である
- 原点で回転する
- 原点を(ox,oy,oz)に移動する
2012-10-18 22:20
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