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「ばびぶべぼ」ゲーム [日常のあれやこれや]

さっきNHKの「チコちゃんに叱られる」を見ていたら、カラスのキョエちゃんが「ばびぶべぼゲーム」というのをやっていた。日本語の子音をすべて「B」に変えて発音してそれがなにか当てる、と言うゲーム。

「びぼびゃんび、びばばべぶ」→「チコちゃんに叱られる」

というもの。情報が欠落するハッシュ関数の値からもとの文を再構築するという問題。情報理論的には不可能なので「推論」でしかないが、ボキャブラリの特性や文法を援用すると可能性は上がる。ところで、この変換では「ん」は不動点になるので「ん」が多いとわかりやすくなる。準同型の単位元。

このゲームは「反ゲーム」もあり得て「あかさたなゲーム」は
「ちゃかちゃんな、しゃかららら」
文字にするとわかりにくい。「まじゃなさらたわからなかあ」

当然、「ばびぶべぼ」ゲームは「B」でなくてもいい。
「きこきゃんき、きかかけく」「にのにゃんに、にななねぬ」
同じように「あかさたな」ゲームは「あ」段でなくてもいい。
「ちょこちょんの、しょころろろ」「ちぇけちぇんね、しぇけれれれ」

なんか筒井康隆みたいになる。文字で読むとなんだかわからないけど、発音すると案外分かるのはなんでだろ。イントネーションが追加情報になるからか。日本語が情報伝達の手段としては冗長性が高い、ということなんだろうな。

他の言語でこういうゲームはどうなんだろうか。英語では子音で終わる単語があるのでそもそも置き換えが難しかったりするよな。イタリア語とかではどうなんだろ。

ところで、一人で発音してると「どうしたの、お父さん!?」と家人に横から突っ込まれる。面白いと我を忘れるので気を付けないといけない。
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