偏光の計算 - その3 [偏光のMathematicaによる計算]
昨日の続き。一昨日ストークスパラメータ、昨日ポアンカレ球、今日ジョーンズベクトル。ホップ、ステップ、ジョーンズ。うわ。
ところで、会社の居室の隅に置いてある白い防災ヘルメット。ホワイトボード用のペンで書き込めて拭けば消える。これをポアンカレ球の北半球と見なしてプレゼンに使うことを覚えた。ツカミにいいし、便利。
偏光の数学的な表現とそのMathematicaによる記述 [偏光のMathematicaによる計算]
この2週間ほど帰宅後Mathematicaの関数をちょこちょこ書いていた。なにを書いていたかと言うと、たまたま仕事でリタデーションを持つ材料の解析を行う必要が出て、Mathematicaで計算するためのこまごまとしたものを記述していた。中身はほとんどが基礎的な偏光の計算で、一般的な光学関連の教科書に載っているものである。
最終的には、その結果しか要求されず、具体的な計算のやりかたなどは全く問われなかったが、今同じ専門分野の部下もおらずメモでも作っておかないかぎり僕も忘れてしまうので、このために書いたものうち基礎的な部分をここで公開してしまうことにする。職場では集中できないので夜自分の部屋に帰ってから書いていた。従って会社のリソースは全く消費していないので、公開することに文句をいうやつはいないはず。これがこの分野を勉強する学生さんなどの役に立てばと考えている。もちろん具体的な解析内容などは公開しない。
いつものパターンで、まず計算のための数学を整理しておく。
表記法や文字の使い方はなるべくBorn&Wolfに従った。