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ショスタコーヴィチ交響曲第10番について - その3 [音楽について]

昨日は音楽の入れ物である「ソナタ形式」の成り立ちと、それがどう拡散していったかをざっくりおさらいした。ソナタ形式の生まれ故郷である西ヨーロッパではすでにその欠陥が明らかになってそこからの脱却が模索されていたが、ショスタコーヴィチが生きた当時のソビエト楽界では伝統的かつ模範的な『今も価値ある』手法だった。彼はその10番の交響曲を徹底して模範的に仕上げることに挑戦したらしい。今日はどのくらい模範的だったかを見る。

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ショスタコーヴィチ交響曲第10番について - その2 [音楽について]

昨日からショスタコーヴィチの交響曲第10番について僕の考えることを書き始めた。ちょっと長くなるが、今日はちょっと脇道にそれて「ソナタ形式」についてそれがなんであるか、どういう歴史だったのかというのを簡単にまとめる。彼の10番の交響曲の特徴をはっきりさせるためには必要な話だと思っている。

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ショスタコーヴィチ交響曲第10番について - その1 [音楽について]

先日第5番の交響曲について僕が思っていることを書いた。5番を書いたらやはり10番に言及しないわけにはいかない。この2曲は良く似た成り立ちをしている。しかしこの10番の方は一筋縄ではいかないし、僕にはちょとした思い込みがあってその説明にはある前提が必要になる。

ということでこの曲に関してはちょっと長くなる。まず最初に作曲当時のショスタコーヴィチの状況を整理しておく。そんなことは音楽とは関係ない、と普通なら僕も言っているがこの曲(と5番)ばかりはそうは言っていられない。

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ストラヴィンスキー「3大バレエ」のこと [音楽について]

ゲルギエフがニューヨークフィルを振ったストラヴィンスキー作品の連続演奏会が(もちろんニューヨークでだけど)あったが、その一部をインターネットラジオのストリーミングで流していたらしい(ほんとに太っ腹やな)。女房がファイルに落としていてそのコピーをもらって聴いた。高圧縮で音は悪いし、どうも最近のニューヨークフィルは音が毛羽立っているように聴こえてあまり好きではなかったが、けっこう良かった。特に「結婚」はすばらしかった。集中力を切らすとなにやってるのかわからない(ロシア語だし)曲なんだけど改めてこの曲の良さを思い知らされるような充実した演奏だった。

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武満徹と彼のギター曲 [音楽について]

今日午後、楽譜を整理していると武満徹のギター譜を久しぶりに見てつい、弾いて午後をまるまるつぶしてしまった。実は僕は彼の「森の中で」と言うギターの独奏曲が好きでたまらない。

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ショスタコーヴィチの交響曲15番 [音楽について]

ゲルギエフの録音を聴いて。

15番はショスタコーヴィチの最後の交響曲で、実はショスタコーヴィチのたくさんある曲の中で僕の一番好きな作品。ゲルギエフのところにも書いたけど、僕はこの曲がショスタコーヴィチの一番の傑作だと思っている。

中学生のときに作曲家の息子マキシムが初演したというニュースを新聞で(写真入りで)読んだ記憶がある。そのときは「ソ連の作曲家ショスタコーヴィチの最新の交響曲」というだけでどんな曲なのか全然わからなかった。しばらくしてマキシムのモスクワでの録音がレコードになったのでお小遣いで買ったのを覚えている。

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芸術劇場「スカラ座のマリア・ストゥアルダ」 [音楽について]

15日夜NHK教育でやってたのを録画してあって、それを見た。
もしドニゼッティが好きなら、残りは読まないほうがいいと思う。

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ブルックナーの交響曲を648倍楽しむ方法 [音楽について]

ヘレヴェッヘのブルックナーを聴いて思い出した。昔考えたブルックナー交響曲ネタ。

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芸術劇場「ラン・ランとアンスネス」 [音楽について]

先週金曜日、3月6日のNHK教育テレビの芸術劇場はラン・ランとアンスネスのピアノをやってたので録画した。それを見たら時間配分はラン・ラン3に対してアンスネス1の割合。人気とか話題性とかに比例するとそうかな。

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